ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「神戸港が泣いている!」

昨日のブログで東京オリンピックの一年延期を提案したが、それが現実の話になってきました。

 

昨日ブログを書いた後でテレビのニュースを聴いていると、IOCでも、延期を考えているとの報道がありました。日本政府も了解しているとのことです。

 

私は思いつきで提案したに過ぎませんが、私の考え方通りとなりました。早く延期の方針が示されるので、アスリートや関係者もホッとされたことでしょう。

 

いつまで延期となるかわかりませんが、それまでにコロナ感染が世界で収束して、オリンピックを世界の人々が安心して観戦できるようになることを、心から祈ります。

 

話は違いますが、コロナ問題で、神戸港に大きな問題が発生しています。コロナ問題が発生してから、外国のクルーズ船が国内の港に来なくなっているようです。

 

神戸港には毎年、世界各国から豪華客船がたくさんやってきます。特に、年明けから春にかけては、超豪華客船が神戸港にやってきます。

 

近年の豪華客船はどんどん大型化して、一つの船で3000人以上が宿泊できるようになっています。まさに大型ホテルのような客船が、神戸港にやってきます。

 

大型豪華客船が神戸港に寄港する時期には、神戸港にはたくさんの人が見学にやってきます。神戸湖に、寄港している大型客船は、神戸の街によくマッチして、神戸の風景として欠かせない存在になっています。

 

3000人規模の大型船が神戸港に寄港すると、インバウンド客が神戸市内を周遊して、神戸の商店街などが潤います。その影響は、神戸だけにとどまりません。

 

神戸港に寄港したクルーズ船の乗客の多くは観光バスで大阪、京都に観光に出かけます。そのため、大阪や京都にも波及効果を与えています。その大型クルーズ船が神戸港に来る頻度が減ってきているようです。

 

ついには、3月は一隻もないとのこと。神戸の港関係者は大きなショックを受けているとの記事が出ていました。コロナ問題は神戸港にも深刻な影響を与えています。

 

先頃は、神戸港を周遊する大型レストラン船を経営する企業が倒産しました。「ルミナス2」は1000人の人が食事をすることができる、日本最大のレストランクルーズ船でした。神戸港の名物船でした。

 

一時はなかなか予約が取れないほどの人気がある船でした。私も一度乗ったことがあります。神戸港から明石海峡大橋まで行って、神戸港内を周遊するコースは、神戸の街や自然を海からながめて、楽しめる人気のコースでした。

 

そのレストラン船がコロナ問題などの影響で破産したと聞いたときは、驚きました。さらに、最近の新聞報道では、神戸港への外国豪華客船の寄港が激減しているとのこと。神戸港がますます寂しくなります。

 

神戸港、そして、神戸の街の風景には、大型豪華客船の勇姿が欠かせません。豪華客船の姿が無い神戸港は、ガスの抜けたビールのようで、様になりません。

 

神戸港は、かつては、世界の中でもトップを争うほどコンテナ貨物の取り扱い数を誇ってきました。ところが、大震災のよって、貨物を韓国や中国の港に奪われては、今や世界の50位程度まで、減少しています。

 

その中で、神戸はクルーズの港として世界にアピールすることを目指して取り組んできました。その目標としていた豪華客船が神戸港から離れていくのは、大きな問題です。

 

かつて神戸港は世界有数の港として、世界的に有力な港でした。その輝かしい昔の姿は今の神戸港にはありません。神戸港が泣いています。

 

地元官民が力を合わせて神戸港をもう一度、世界的な港として発展していくようにぜひしてもらいたいです。このままでは、神戸港がさびれてしまいます。

 

神戸港が泣いています。

 

神戸港の復活のために、頑張りましょう。

 

 

2020.3.24.(火曜日)午後1時48分

里山 歩樹(藪野 正昭)