ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「ふるさとのレンゲ畑」

今日も春らしいおだやかな日になりました。

花粉は相変わらず飛んでいますが、暖かい陽気が家の中まで射してきて気持ちのよい日になりました。

 

今朝の新聞を読むと、東京オリンピックの一年延期の記事ばかりでした。いろいろ意見はあるようですが、私は1年延期が決まってよかったと考えています。

 

特に、来年は東日本大震災から10年目になります。もともと東京オリンピックは、復興オリンピックとして日本に誘致したはずです。それがいつのまにか、復興イベントとしての目的は忘れられてしまっていました。

 

その機会に、復興イベントとしてのオリンピックの意味を再認識して、大震災10年目にあたる来年に開催すると良いと思います。

 

震災10年目のイベントとして東京オリンピックを開催すれば、当初の復興イベントとして世界にアピールすることができます。

 

東京オリンピックも、これで基本方針が決まりましたので、あとは、コロナ感染の広がりを止めて、世界が協力してコロナ問題を解決することに全力で取り組むことです。

 

コロナ問題が解決しなければ来年もオリンピックを開催できません。一日も早くコロナ感染が収束することを心から祈ります。

 

私はこの時期になると、子供の頃に、自宅近くの田畑に家族と一緒に遊びに出かけたことが思い出されます。私の自宅の近くには、歩いて10分ほどのところに、おじの田畑がありました。

 

広い田畑で、そこでは春になると広いレンゲ畑となっていました。畑一面には白い花をつけたレンゲ畑が広がっていました。私達は、子供を連れてレンゲ畑に入って、広いレンゲ畑の中を走り回って遊びました。

 

レンゲの花は白い花がほとんどでしたが、中には紫の花のレンゲもありました。レンゲ畑は、レンゲが一面に育っていて、歩くと、じゅうたんの上を歩くように気持ちよく感じました。

 

レンゲの畑の中で座っても、汚れません。レンゲ畑の中で座っていると、レンゲの香りがかすかににおってきました。

 

レンゲ畑の中を見回すと、レンゲの花のみつを求めて、みつばちがたくさん花と花のあいだを飛び回っています。みつばちは、私達が近づいても、恐れないで、中には私の手に止まるみつばちもいました。

 

レンゲ畑の中には、みつばちのほかに、もんしろちょうやもんきちょうが、ひらひらと飛び回っています。ちょうちょうは、春の陽気を受けて、気持ちよさそうにひらひらと飛び回っていました。

 

私は春になると、よくふるさとのレンゲ畑のことを思い出します。春のふるさとの田畑の思い出といえば、レンゲ畑のことがよく頭に浮かびます。

 

レンゲ畑に出かけるときは、子供達と一緒に昆虫とりの網を持っていきました。子供達は網でちょうちょうなどの昆虫をとるのを楽しみにしていました。また、レンゲの花をつんで、花飾りを作って楽しみました。

 

レンゲ畑はおじの畑でしたので、私達は誰にも気にすることなくレンゲ畑で自由に過ごすことができました。レンゲ畑は、田植えが始まるまでレンゲが咲いていました。田植えの時期になるとレンゲ畑は耕されます。

 

レンゲ畑の周りには、小川が流れていました。その小川では沢がにやドジョウ、カエルがいました。子供達は、カエルや沢がにをつかまえて、喜んでいました。

 

レンゲ畑は、私達家族が春の陽気の中で遊んだ、楽しい思い出があります。本当になつかしく、楽しい思い出でした。

 

私達が子供達と遊んだレンゲ畑は今は宅地となってしまっています。時代の流れとはいえ、私達家族が遊んだなつかしいレンゲ畑がなくなったことは残念です。

 

昔は、ふるさとの田畑に行くと、いたるところにレンゲ畑がありました。

 

私は子供のときは、畑には春になるとレンゲが自然と生えてきて花を咲かせると思っていましたが、あとでわかったことは、レンゲは農家の人が種をまいてレンゲを育てることを知りました。

 

レンゲは田畑の肥料として、育てられることも知りました。今は、ふるさとの田畑も休耕地が多くなり、レンゲを育てる農家はなくなったようです。そのため、今の子供達は、レンゲ畑の話をしても、よくわからないようですね。

 

春のあの美しいレンゲ畑を見ることができなくなりました。レンゲ畑は田舎の春の風物詩でした。

 

そののどかな田舎の風景がなくなりました。

寂しい限りです。

 

もう一度、春の陽気の中で咲くレンゲ畑の景色を見たいものですね。

 

 

2020.3.25.(水曜日)午後2時10分

里山 歩樹