ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「コロナ感染であらためて国のあり方を考える」

コロナ感染が世界で爆発的に増えています。

世界でのコロナ感染者数は加速度的に増えて、今では50万人をはるかに超えるようになりました。

 

つい1週間前に20万人を超えたと聞いて、驚いていたのに、それがわずか1週間足らずに50万人を超えました。この状況が続けば、大変な感染者数になるのではないか。想像するだけで恐ろしくなります。

 

特にアメリカの感染者数の増加が気になります。今やアメリカの感染者数が中国をはるかに超えて、世界一となりました。また死者ではイタリアの人数が8000人を上回って、さらに増える傾向にあります。

 

コロナ感染は、今や、中国から欧米に移っています。さらに、コロナ感染が発生した国は、世界中に広まっており、コロナウイルスは今や地球上全体に広まっているように思います。

 

一部の報道では、このまま推移すると、世界でのコロナ感染者数は数千万人以上になり、死者数数十万人になるとの予想もでています。今回のコロナリスクは、今や、第二次大戦後の最大の危機になっていると言われています。

 

日本でも東京が危なくなっています。小池知事が、東京がこのままいくと、首都封鎖することになると言っています。

 

今、東京は重大局面を迎えています。これ以上の感染をなんとか抑え込まないと、大変なことになります。

 

関西でも、大阪でも再び感染者数が増えました。大阪も、東京と同様に危険水準となっています。油断したら取り返しのつかない大変なことになります。

 

私が暮らしている兵庫県の状況も心配です。毎日新しい感染者が発生しています。昨日は、兵庫県に本拠地を置くプロ野球阪神球団の若い選手3人がコロナ感染していることがわかりました。

 

若い体力のあるプロ野球選手でもコロナ感染にかかるとは、驚きです。コロナウイルスは日本のいたるところまで広まっているということでしょう。私は家にいても、この先どうなるのか心配でなりません。

 

そこで改めて、考えたのは、コロナ感染が広まっているのは、どの国でも大都会だということです。

 

アメリカはニューヨーク、イタリアはミラノをはじめ、世界各国の大都市でコロナ感染が爆発的に広まっています。人口が密集した大都市は、コロナウイルスのようなウイルスには大変弱いということが明らかになりました。

 

中国で発生したコロナウイルスも、もとは中国の大都市武漢でした。ヨーロッパで猛威をふるっているコロナも、大都市が中心です。

 

イギリスはロンドンが大変な状況になっています。イギリスでは、首相や閣僚がコロナ感染にかかっています。日本でも、東京が一番感染者数が増えています。

 

日本でも感染者数が増えているのは、東京のほかは名古屋、大阪など大都市です。大都市は人口が密集して、人の出入りが激しいので、一度ウイルス感染が広まると、あっという間にパンデミックになる恐れがあります。

 

そこで私は考えました。日本ではかねてから東京一極集中が大きな問題となっています。それに対して、地方の衰退が国全体の重要課題となってきました。

 

これまで政府は東京一極集中の是正、地方再生を目指してきましたが、実際は、ますます東京一極集中が進むばかりです。

 

この現状に対して、政府は口では地方創生を言っていますが、何ら抜本的な対策を打ってきませんでした。日本では政治、経済、文化などすべての機能が東京に集中しています。

 

先進国で日本ほど東京だけに機能が集中している国は、他にはありません。まさに、異常な一極集中です。コロナリスクのようなことが発生して、東京が感染されると、日本は大変なことになります。

 

私は今回のコロナ問題であらためて、地方の活性化の大切さを認識しました。広々とした地方では、たとえコロナウイルスが入ってきても、大都会ほどには広がりません。

 

今回のことで、大都会はウイルスには弱いということがはっきりしました。専門家の話によると、コロナウイルスのようなウイルス感染はこれからもたびたび発生する可能性があるとのこと。

 

ある専門家は地球の温暖化によって、ますます未知のウイルスが発生して、人類に襲いかかってくる恐れがあるとのことです。地球温暖化で、熱帯地域や氷河が溶けたことから、未知のウイルスが発生する恐れがあるとのこと。

 

いずれにしても、コロナのようなウイルスがこれからも、たびたび発生することは避けられないようです。今回のコロナウイルスもたとえいったん収まっても、これからも毎年発生する可能性が高いとのことです。

 

その事態に備えて、日本は、これを機会に本気になって東京一極集中を是正し、人口や国の機能を全国の地方に分散すべきだと考えます。今は、日本の国のあり方を見直す、よい機会です。

 

長年の課題であった東京一極集中の是正と地方創生に取り組み、日本の国の形を地方分散型に変える絶好の機会だと考えます。

 

日本は江戸時代は、全国各地に藩がそれぞれあって日本の国を多様な国にしていました。

 

その地方がそれぞれの経済、産業や文化を育てていて、日本の多様な構造が日本の強みでした。日本はもう一度地方分散型の国の構造に作り替えるべきだと思います。

 

日本を多様な地方がそれぞれ独自の経済や文化を持った地方分散型の国に作り替えるよい機会だと思います。

 

コロナ問題をきっかけに日本を地方分散型の国へ作り替えましょう!

 

 

2020.3.28.(土曜日)午後12時17分

里山 歩樹 (藪野 正昭)