ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【神戸通信】ー「神戸の子供服」

今日も神戸の街の話をします。

神戸の街は、コロナ感染の流れを受けて都心の三宮では人がまばらで異常な光景だと、神戸の人から伝えてきました。

 

いつもなら大勢に人でにぎわう商店街も人がいなくて、さびしいと言っていました。中小企業向けの経営相談窓口には、問い合わせの申請が殺到しているそうです。

 

窓口の担当者はパンク寸前ですと言っていました。本当に大変なことになりました。この状態が続くと中小零細企業の倒産が増えてくると思われています。

 

これからの神戸経済の先行きが心配されますが、今日のブログでは神戸の子供服の話をします。神戸はファッションの街ですが、その中でも子供服の有名メーカーが集積して、子供服の街として神戸はよく知られています。

 

その中でももっとも有名なのは「ファミリア」です。ファミリアは高級子供服メーカーとして、全国的によく知られています。

 

神戸港の開港後に神戸の街に来た外国人の子供向けに、利用されるような高級な子供服をと神戸の女性が会社を設立しました。本社は神戸の元町商店街の中にありました。日本で最初に子供服メーカーとして創業されました。

 

その創業者の坂野さんは、神戸の女性です。坂野さんは先年、NHKの朝ドラで取り上げられて話題になりました。私は仕事で坂野さんについては旦那さん、社長の奥さんもよく知っています。

 

「ファミリア」の子供服は子供にやさしい生地を使って、特に子供にやさしい子供服として知られています。スヌーピーのマークがついた子供服やバッグは子供のあこがれでした。

 

ファミリアの坂野さんは、神戸のファッション都市づくりの一人でした。神戸にはファミリアに加えて、有名な子供服メーカー「キムラタン」があります。

 

「おとぎの国」のブランドで、全国で販売されています。キムラタンは今は本社はポートアイランドの中にあります。

 

そして、神戸のアパレルメーカー「ジャヴァ」でも、「べべ」というブランド名で子供服を製作して、全国に販売しています。「べべ」は一時、爆発的に売れて子供服だけで年商500億円を超えることがありました。

 

「ジャヴァ」ポートアイランドの中に本社があります。ジャヴァはワールドに並ぶ神戸のアパレル会社でした。

 

ワールド、ジャヴァは神戸のファッション産業の二大メーカーです。このように、神戸には全国的にも有名な子供服のブランドメーカーがあります。

 

このため、神戸の街は子供服については我が国の中心的な位置を占めていました。私は仕事で、子供服を使ったショーや展示会を開催したことがあります。神戸は子供服のファッションの街として、よく知られていました。

 

近年、新しい子供服メーカーも生まれてきました。「 F・O・インターナショナル」という会社です。

 

「F・O・インターナショナル」は「キムラタン」の社員が独立して創業した会社で、子供服のユニクロと言われるようになって近年急成長しています。

 

「F・O・インターナショナル」の本社は神戸三宮の都心のまん中にあります。安価でおしゃれな子供服として人気があるようです。

 

今、アパレル産業は、ユニクロなどのファストファッションに押されて大変なようですが、神戸の子供服の会社は、人口減の中でも頑張っています。

 

ファミリアでは近年は芦屋などの高級住宅地で「保育園」を開園して話題となっています。キムラタンも「保育園」の経営をしています。神戸は日本最大の子供服企業の集積地です。

 

神戸のファッション都市づくりに大きな役割を果たしています。

皆様も子供さんのブランド服を神戸で買っていただけませんか。

 

神戸らしいおしゃれな子供服に子供さんは喜びますよ。

 

 

2020.4.12.(日曜日)午前11時50分

里山 歩樹 (藪野 正昭)