ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「神戸の観光振興について」

コロナ感染で、関西や日本の観光業が大変な状況になっています。

コロナ感染を恐れて、外出自粛で観光客が減少しています。これまで日本や関西にたくさん訪れていたインバウンド客も激減しています。

 

大阪や京都では観光客が来なくなって、ホテルや観光業者が収入源で経営が苦しくなっていると聞きます。

 

関西では、コロナ問題の以前はアジアを中心とするインバウンド客が多数押し寄せてきて、観光公害が問題になるほどでした。大阪や京都ではホテルが次から次に新築され、そのホテルの稼働率もほぼ100%に近いものとなっていました。

 

ところが、コロナ問題で観光客が激減しています。今や、以前まで人々でごった返していた京都や大阪の繁華街も、閑古鳥が鳴いていると言われています。

 

しかし、私は、それほど心配していません。コロナによるインバウンド等の観光客の減少は一時的なもので、いずれ1年、2年もすると再び観光客はやってくると考えています。

 

問題は、その日に備えて、次の時代の観光振興のために手を打っておくことです。兵庫県や神戸は残念ながら、これまでは、観光振興では、京都や大阪に後れを取りました。

 

神戸・兵庫の観光客やインバウンド客は、大阪、京都に比べると、その10分の1ほどしかありません。私は今のコロナ問題の時期が、観光振興での遅れを取り戻すチャンスだと考えています。

 

兵庫・神戸はこの機会にこれから先の観光振興に全力で取り組んでいくべきだと考えます。兵庫・神戸には京都、大阪にはない自然や観光資源がたくさんあります。

 

特に、神戸では自然豊かな六甲山と青く広い海があります。神戸はせっかくの六甲山という豊かな自然を活かし切れていません。

 

大都会のすぐ近くに、緑豊かな六甲山や青く広い海があるのは神戸だけです。神戸はこの豊かな自然をもっと活かすことを考えるべきです。

 

特に、これからは六甲山をどう活用していくかが重要だと思います。

 

六甲山はもともと神戸港にやってきた外国人が避暑地として開発した山でした。六甲山には、外国人のためのゴルフ場やホテルに山の家等がたくさんあって、かつては大変にぎわっていました。

 

今は六甲山の山の家やホテルも人が来なくなって、さびれています。日本は温暖化がこれからどんどん進むことが予想されます。そうなってくると、避暑地としても六甲山が再び注目されることになります。

 

私は、暑い夏には避暑地として、六甲山が注目されると考えています。

 

六甲山は、関西や西日本の避暑地として、これから注目されるでしょう。私は前から、六甲山を日本を代表する避暑地として整備していくべきだと考えていました。

 

六甲山を、暑い夏の時期に長期にわたって暮らす長期滞在型の避暑地として、アピールしていくべきだと考えていました。

 

神戸は、自然豊かな六甲山の価値を理解して、六甲山をリゾート地として、内外にアピールしていくことを考えるべきだと考えます。

 

日本はもちろん、アジアでの避暑地として、六甲山をPRしていけば必ず多くのインバウンド客が神戸にやってきます。

 

これから、観光は、質が重要です。短期滞在型の観光でなく、長期にわたって、ゆっくり自然や観光を楽しむリゾート型の観光の時代になります。

 

六甲山で暑い夏の日、涼しい高原リゾート地として整備すれば、必ずや海外から多くのインバウンド客が訪れてくると私は考えます。

 

私は六甲山を、関東の箱根のようなリゾート地として、整備するべきだと考えます。六甲山は大都会のすぐ近くにある山です。都会と山がこんなに近くにある都市は神戸だけです。

 

神戸には、有名な有馬温泉や、有名なゴルフ場も多くあります。神戸ビーフをはじめ、神戸は山の幸、海の幸がそろっているグルメの街でもあります。

 

神戸には、大自然、スポーツ、食事など観光リゾートに必要なものがすべてそろっています。私は、神戸の観光産業の振興の鍵は、六甲山の活用にあると以前から考えていました。

 

街の近くにある六甲山を最大限に活用することが、これからの神戸観光の鍵だと思います。

 

言い忘れましたが、神戸には灘五郷があります。灘五郷は日本酒の日本最大の酒どころでもあります。

 

灘の名酒と、神戸の食事、そして、六甲山の大自然を活用すれば、神戸は、特に暑い夏のアジアの一大避暑地として、多くの人が訪れてくると考えます。

 

これからは、兵庫・神戸の官民が力を合わせて、アジアの日本の避暑地として六甲山を世界にPRしていくべきだと考えます。

 

六甲山の活用を考えると、一番の問題は、神戸の市街地からの交通アクセスです。今、六甲山に行くためにはどこからいけばよいのか、よくわかりません。

 

私は以前から、神戸の市街地から、六甲山までの登山鉄道を建設できないかと考えていました。

 

スイスのアルプスの登山列車のように、神戸空港や、新幹線の新神戸駅から、神戸らしいデザインの登山列車を六甲山上まで建設できないかと考えていました。

 

そのためには巨額の経費がかかりますが、これからの観光の時代を考えて、神戸100年の計として、神戸の中心市街地から六甲山まで、登山列車を建設してほしいとかねてから私は考えていました。

 

コロナ騒動は、これからの神戸の観光振興策を考えるよい機会です。

 

ぜひこの機会に、六甲山の国際的避暑地としての開発と、そのための登山列車の建設を考えてもらいたいものです。

 

「六甲山を国際的な避暑地として整備しましょう!」

 

 

2020.5.27.(水曜日)午後12時10分

里山 歩樹 (藪野 正昭)