ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「もうすぐ田植えが始まります」

今日は、今月最後のリハビリの日です。

早いものですね。来週からは6月になります。

 

私はいつもの通り、朝早く起きてリハビリに出かけました。迎えの車が来たので、8時40分に玄関から出ると、玄関の石垣に植えたサツキが赤い花をいっぱい咲かせていました。

 

赤いサツキの花は、だいぶ散っていました。足元を見ると、玄関の階段の上にはサツキの赤い花びらがあちこちに落ちていました。

 

我が家のサツキの花は、例年、遅く咲きますが、今年は、早くから、赤いかわいい花をサツキの枝いっぱいに咲かせていました。我が家のサツキは今が満開です。

 

今日も、自動車の窓から、外の景色をながめていると、沿道の田畑の中には、田植えのために、田んぼに水が入れられている光景がありました。今日は、雲一つない晴空が広がっている五月晴れの日でした。

 

その青い空が水が入った田んぼの水面に映っているのがわかりました。田んぼの水面に見える青い空が、きれいに見えました。私は、そのきれいな光景にしばらく見入っていました。

 

いよいよ今年も、田植えの季節となりました。水の入った田んぼの景色を見ていると、私は子供の頃に見たふるさとの田んぼの景色を思い出しました。

 

私が子供の頃に暮らしていた川西地域は、周囲は田畑ばかりでした。梅雨の時期になると、その田畑いっぱいに水が入れられて、周囲の風景はまるで湖になったように一変します。

 

田んぼの水田の水面を見ると、そこには青い空や、白い雲の姿が水面の上にきれいに浮かび上がっていました。私は子供のときから、ふるさとの水が入った田んぼの風景を見るのが大好きでした。

 

田植えのシーズンになると、私は山々に囲まれた水田の景色を見るために、水田のある田んぼによく出かけました。

 

まだ苗が植えられていない水田の上を見ると、いろいろなトンボが飛び回って、卵を産む姿がよくありました。また、どこからか、ツバメが水田の水面すれすれに飛んできて、エサをとっている光景がありました。

 

田植えが始まるまでの水田では、まるで広い池のようで、トンボやツバメなどの生き物が飛び回っていました。私は、水田の上を飛び回っているトンボやツバメの見物が好きでした。

 

私は時間を忘れて、いつまでも、きれいな水田の風景をながめていました。水が入った田んぼのそばに行くと、どこからかカエルの「ケロケロケロ!!」と元気な声が聞こえています。

 

これからはカエルが産卵する季節になります。カエルは長い冬眠から覚めて、田んぼに水が入るのを喜んでいるようです。しばらくすると田んぼに苗が植えられるでしょう。

 

私が子供の頃は、田植えはすべて、人の手で行っていました。田植えのシーズンは、近所の村の人が力を合わせて、田植えをしました。私の子供の頃は田植えは大変な仕事でした。私も子供ながら、田植えを手伝ったことがあります。

 

今は、機械化が進んで、あっという間に終わってしまいます。便利な時代になりましたが、私の子供のときのような大勢の人が出て苗を植える田植えの光景を見ることがなくなったのは、寂しいと感じることがありますね。

 

今年もいよいよ田植えの時期になりました。早いものですね。ついこのあいだまで寒い寒いと言っていたのに、いつのまにか初夏になって、ふるさとの周辺では田植えのために、田畑に水が入れられるようになりました。

 

水が入った水田に周囲の山々や、青い空や白い雲の光景が水面に浮かぶ姿は、本当にきれいだと思いますね。そこには、私が子供の頃に見た光景が、今も残っていました。

 

おそらく、水が入った水田の上ではトンボやツバメがエサを求めて飛び回っていることでしょう。

 

6月に入るとすぐに、田植えが終わっていることでしょう。

 

来週のリハビリの道中では、苗がきれいに植えられた田んぼを見るのが楽しみです。

 

 

2020.5.28.(木曜日)午後4時20分

里山 歩樹 (藪野 正昭)