ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「神戸の動物園」

私は、結婚してからは数年間、神戸で暮らしていました。

私は結婚すると、阪急六甲駅の近くの小さなマンションを借りて、暮らしていました。

 

六甲駅から5分で行ける便利なところでした。マンションの周りは、静かな住宅地でした。私はそのため、休日にはよく、神戸市立動物園の王子動物園に行きました。六甲駅から王子公園駅までは一駅でした。

 

王子動物園は神戸市立ですので神戸市民の子供は無料で入ることができました。私は子供たちと、休日にはよく王子動物園に遊びに行きました。動物園にはたくさんの動物がいました。象、しまうま、カバ、サイ等。カンガルーもいました。

 

王子動物園にはジャイアントパンダもいました。私が行った頃は、パンダはいませんでしたが、パンダはポートピア博覧会のときに神戸にやってきてから、王子動物園で飼っていました。確か2代に渡って、パンダは神戸に来たと思います。

 

私は、残念ながら、王子動物園のパンダを見たことはありませんが、家族と一緒に和歌山のアドベンチャーワールドに行ったときに、パンダを見たことがありました。

 

王子動物園の中には、ジャイアントパンダとともにレッサーパンダもいたと思います。私達にとっては動物園といえば、神戸の王子動物園と、宝塚のファミリーランドでした。

 

私達はよく宝塚ファミリーランドに遊びに行きました。宝塚ファミリーランドは、神戸の王子動物園より広くて、多くの動物がいて、一日中楽しむことができました。

 

王子動物園はそれほど広くなく、動物も少ないように思いましたが、家からすぐ近くにあったので、私達は休日によく家族で遊びに行きました。王子動物園は、春は桜の名所です。桜の季節には、花見で大勢の人が来ていました。

 

神戸には、水族園も須磨にあります。私達は子供と一緒に、夏には須磨の須磨海水浴場に行きました。そのあとは必ず水族園に寄って帰った記憶があります。水族園では、イルカのショーがありました。

 

神戸には、動物園、水族園、そして六甲山の自然公園などの施設があって、子供達を連れて行くところがたくさんあって子育てには最高の街でした。

 

その動物園のパンダが来月、中国に帰ることになりました。今のパンダ「タンタン」は神戸に来て、20年になるようです。

 

神戸市は「タンタン」に変わるパンダを送ってくれるよう中国に提案していたようですが、ダメだったようです。そのため、ジャイアントパンダ「タンタン」は20年ぶりにふるさと中国に里帰りすることになりました。

 

パンダの好物は竹ですが、その竹は、神戸市北区の農家がパンダ用に育てた特別な竹です。パンダは、その神戸の竹を食べて暮らしてきました。

 

パンダは聞くところによると、冷暖房完備の部屋で暮らしていたようです。そして、神戸市北区でつくった竹を食べて、楽しい神戸生活を過ごしてきました。パンダも自分は神戸市民だと思っていることでしょう。

 

その「タンタン」が20年ぶりに中国に里帰りすることになりました。私は少し心配です。

 

「タンタン」が長年暮らしてきた神戸の環境が大きく変化して、体調を崩さないか心配ですね。中国では、神戸のようなおいしい竹が食べられるのか不安になります。「タンタン」が中国で幸せな老後を過ごしてくれることを願います。

 

「タンタン」、20年間ありがとう。神戸のことを忘れないでください。ふるさとの中国でゆっくり、楽しく過ごしてください。

 

私はいつかまた、神戸に、パンダがやってくることがあることを期待しています。

 

「タンタンありがとう!!」

 

 

2020.6.5.(金曜日)午前11時35分

里山 歩樹 (藪野 正昭)