ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【日常通信】ー「ふるさとの夏の思い出」

今日も暑い日になりました。

このところ毎日、30度を超える真夏日が続いています。まだ6月上旬ですが、早や真夏の時期になりました。このままでは、今年の夏は暑くなりそうです。

 

私は7月8月の夏になると、よく子供の頃に過ごした夏の日のことを思い出します。私が子供の頃は、今の空調のような便利なものはありません。夏で使う物と言えば、うちわでした。

 

うちわで風を起こして、暑い夏を過ごしました。暑い夏にはうちわは欠かせませんでした。私達は、いつも大きなうちわを持って、あおぎながら過ごしていました。

 

そして、よくしたのは、打ち水ですね。あまりに暑い日は、よく、バケツに井戸のつめたい水を入れて、家の前の道や庭にも柄杓でまきました。私は子供のとき、親に頼まれて、打ち水をしました。

 

打ち水をすると、なぜか風が巻き起こって、暑かった空気が急に涼しくなりました。打ち水は、私の子供の頃は、魔法の水でした。今考えると、暑い夏も、夕方になると急に涼しくなったように思いました。

 

私達は、田舎の古い家の縁側に座って夕涼みをしました。縁側のドアを開けっぱなしにして座っていると、涼しい風が家の中に入ってきて、気持ちよく感じました。

 

私達は家族一緒に、夕方になると縁側に集まって、夕涼みをしました。うちわを持っていました。うちわであおぎながら過ごす時間は、のどかな快適な時間でした。縁側から上の空をながめると、白い月がよく見えました。

 

日中はあんなに暑い日なのに、夕方になると急に涼しくなりました。そのため、私が子供の頃は、寝るときは寝冷えをしないように、暑い夏でも腹巻をして寝ていました。

 

昔は夜になると、急に涼しくなって、よく寝ることができました。今のように夜も暑い日はなかったように思いますね。

 

私は暑い夏のことを思い出すと、縁側で、夕涼みをしたことを思い出します。縁側で夕涼みをするときは、うちわであおぎながら過ごしました。そばには、蚊取り線香をつけていました。蚊取り線香とうちわは、暑い夏の必需品でした。

 

そして思い出すのは、必ず縁側では、風鈴を吊るしていたことです。私達は縁側で風鈴が風に吹かれて、「リーンリーン」と涼しい音を出すのを聞きながら、夏い夏の一時を過ごしました。

 

縁側ではよく畑でとってきたスイカやマッカを食べた記憶があります。子供の頃に、縁側から見た、まんまるの月が大変美しく感じたものです。縁側で座っているとセミの鳴き声も聞こえてきました。

 

また、暑い夏にはキリギリスの鳴き声も聞こえてきました。暑い夏、縁側で、虫の鳴き声を聞きながら過ごす時間は大変のどかな、幸せな時間でした。

 

今は、暑い夏は冷房を入れて過ごしますが、私は冷房の風の寒さが好きではありません。扇風機の風もあまり好きではありません。

 

体が冷えすぎて夏風邪を引きそうになります。私には、うちわで風を起こして涼しくする方が、向いているようですね。

 

今は、冷房がないと困りますが、今考えると、よく暑い夏を我慢して過ごしたなと思いますが、私の子供の頃は今のように温暖化が進んでいませんでした。そのため、暑い夏も、夕方になると急に気温が下がってきて、過ごしやすくなりました。

 

夕涼みをすると、涼しい夕方の一時を楽しむことができました。今の時代は温暖化が進んで夜になっても温度が下がりません。夜寝るときも冷房をかけることもあります。

 

私は子供の頃は、夜ドアを開けていると、冷たい空気が入ってきて、寒くなることもありました。夜寝冷えしないように、ふとんをかけて寝ていました。

 

私が子供の頃は、日中は暑くて大変でしたが、朝晩は涼しくなったように記憶します。私の子供の頃の夏が懐かしく思い出されます。

 

縁側で夕涼みをしながら白い月を眺めたり、虫の鳴き声と、風鈴の音色を聞きながら、夕涼みの一時を過ごしたことが懐かしく思い出されます。

 

昔は、暑い夏はなんとなく、風情があったように思いますね。

また、子どもの時のように、縁側で、夕涼みをしたいものですね。

 

皆さんは縁側で夕涼みをしたことがありますか。

 

大変、のどかな幸せな時間でした。

 

 

2020.6.7.(日曜日)午前11時5分

里山 歩樹 (藪野 正昭)