ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【神戸通信】―神戸の元気のなさが気になります

今日は朝からどんよりした曇り空。

 

午後からは雨が降りだしました。昨夜も雨が降ったようです。庭の

樹木を眺めると青い葉が濡れています。今日は、まったく陽が差し

てきません。雨が降る「ざーざー」という音が聞こえてきます。

時々、ツバメの賑やかな鳴き声が聞こえてきます。

 

窓を開けて外の景色を眺めると、今日も風が強いようで木々の枝が

揺れています。庭のチューリップの花がまた、増えています。最初

に咲いた黄色のチューリップの花びらは風強い風に吹かれて地面に

散っています。

 

あ、今、思い出しました。昨日のリハビリの時に病院で見た、花の

名前を今思い出しました。昨夜からずーっと気になっていました。

思い出そうとしても思い出せません。今、ブログを書いていると急

に思い出しました。「シャガ」です。

 

この時期に野によくさく花です。以前、我が家の庭にも咲いていま

した。竹藪に沢山咲いています。白い小さな花が咲く素朴な野の花

です。これでスッキリしました。思い出そうとして思い出せないの

は気分が悪いですね。やっと、スッキリしました。

 

それと、チューリップで思い出しましたが、兵庫県豊岡の但東町

は、今、チューリップまつりが開催されているようです。何と、

300種類、100万本のチューリップが見頃を迎えていると記事

が伝えています。100万本のカラフルなチューリップの花が咲く

誇る景色は見事でしょうね。一度見てみたいものです。

 

先日、久しぶりに神戸の知人からメールがありました。知人は神戸

の街に元気がないと嘆いていました。知人の話では人口が減少して

福岡に抜かれたと嘆いていました。インバウンド客も神戸を素通り

して大阪と京都に流れていくと言っています。

 

大阪や京都の百貨店ではインバウンド客の爆買いで売り上げが大幅

に増えて、外国人向けの売上額が店全体の2割近くまで占めるよう

になっているのに、神戸では数パーセントしかないようです。ホテ

ルの宿泊も大阪や京都では宿泊率は80パーセント以上で、ホテル

不足が問題となっているのに、神戸のホテルの稼働率は60パーセ

ントを下回っています。この違いの要因は何だと思いますか。

 

私には理解出来ません。神戸は21年前の大震災の後遺症からいま

だに抜けきっていないように見えます。経済界や行政のリーダーの

話を聞いていると20年前と全く同じように感じます。新しい発想

やビジョンが見えてきません。この20年で世界の情勢は激変しま

した。しかし、神戸では、震災から時間が止まってように見えます。

世界の歴史的情勢変化への対応が遅れた事が今日の状況の最大の原

因だと思います。

 

何よりも気になるのは神戸の人が神戸の街に持っていた自信や誇り、

プライドがなくなったように感じる事です。神戸は、震災の前は、

全国の都市のモデルでした、全国の都市の憧れ的存在でした。「山

海に行く」と言われた海上都市建設、全国初の地方博覧会の開催と

大成功、ファッション都市、コンベンション都市などの先進的な取

り組みや都市経営は全国のモデルとして注目されてきました。

 

神戸の市民も経済人も神戸の街を愛し、誇りを持っていました。自

信にあふれていました。私達は、神戸は時代の先頭を走っていると

思っていました。全国どこに行っても神戸から来たと言えば、注目

されました。今は残念ながら、神戸の人に前のような自信が感じら

れません。

 

今、一番、求められているのは、神戸の人がかつての自信を取り戻

すことです。その為には、神戸の明るい将来像をリーダーが市民に

示す事だと考えます。神戸の皆さん、神戸が持っていた輝きと自信、

誇り、進取の精神を思い出しましょう。

 

神戸の皆さん、元気を出しましょう。

新しい神戸を作りましょう。

 

2016.4.13. 里山 歩樹