ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「神戸のパン文化」

神戸はパンの街です。

神戸港が開港され、外国人がたくさん住むようになって、その外国人向けに神戸の三宮で日本人によるはじめてのパン店が開業しました。

 

確か名前は、「藤井パン店」だったと思います。そのパン屋が開業してできたのが、今の「ドンク」です。

 

ドンクは、今ではフランスパンで有名なパン会社に発展し、全国の有名百貨店等に販売されるようになっています。そのドンクは、創業者の藤井さんが日本にフランスパンを紹介した人として、フランス政府から勲章をもらいました。

 

私は、フランスパンが好きで、ドンクのフランスパンをよく買って帰って、家で食べました。家族も全員、フランスパンが好きでした。我が家では、フランスパンをオリーブオイルをつけて食べるのが好きです。

 

ドンクのパンには、いろいろありますが、私は中でも「パリジャン」が好きで、いつも2~3本は買って帰って楽しんでいました。

 

そのドンクでパン職人だったビゴ氏が、独立して開店した店が「ビゴの店」です。最初に芦屋に開店し、その後各地にも店を広げていきました。今では、フランスパンでは有名な店として人気があると聞きます。

 

神戸のパンは、ドンクの他にも特に有名なのは「フロインドリーブ」です。フロインドリーブは、ドイツ人が作るドイツパンです。今も、神戸の古い教会を利用して、レンガづくりの窯を使って、パンを焼いています。

 

フロインドリーブの食パンは、特に有名で、すぐに売り切れてしまうので、神戸の人でもなかなか手に入りません。

 

フロインドリーブでは、神戸の本店でしかパンを作っていません。そのため、フロインドリーブのパンを買おうとすると、神戸に行くしかありません。ただ、フロインドリーブでパン職人をしていた人が独立して、パン屋を開店した店が一つだけあります。神戸、岡本の商店街に「フロイン堂」というパン店があります。

 

同店は、フロインドリーブで修業したパン職人が独立して開店したもので、フロインドリーブの許可を得てフロイン堂という名前を使っています。

 

神戸はパンの街で、街のあちこちにおいしいパンを作っている店があります。特に神戸の都心、中央区には有名なパン屋が多くあります。そのため、中央区のパン店を食べ比べて歩くイベントも開催され、毎年参加者が増えていると聞いています。

 

また、神戸の有名なホテルでも、それぞれにおいしいパンを作って販売しています。その中でも特に有名なのは、北野町にある「北野ホテル」です。同ホテルの朝食は、「日本一おいしい朝食」として有名になりました。

 

神戸にはパン店がたくさんあって、いろいろな菓子パンも売っています。神戸の菓子パンで有名なのは、メロンパンです。

 

私は菓子パンの中でもメロンパンが一番好きです。神戸はメロンパン発祥の地のようです。神戸のメロンパンは他と違って、楕円形の形をしています。

 

私は、クリームパンとカレーパンも好きです。チョコレートが入ったチョコレートパンもよく食べました。神戸は外国人が多く住んでいる街でしたので、パン文化の街です。

 

このため、神戸には、パン学会が数年前に設立されました。確か、会長には神戸大学経営学部の加護野先生が就任され、その事務局を神戸流通科学大学に置いたと聞いています。

 

神戸は洋菓子の街としてもよく知られています。神戸の街ではタクシーでおいしいパン屋や洋菓子店を案内してくれるタクシー会社もあります。

 

特に、注目されているのは、地元タクシー会社が企画した神戸の有名ホテルのパンを食べ比べるツアーです。神戸らしい企画としてマスコミにも取り上げられ、注目を集めました。

 

神戸はコーヒーの街でもあります。日本のコーヒーの輸入量の多くは、神戸港から輸入されています。パンには、コーヒーが欠かせませんね。神戸の街には、おいしいコーヒーとパンを食べることができる喫茶店があちこちにあります。

 

これからお正月になるとお餅を食べる機会が増えますが、お餅も毎日食べると飽きてきますので、ときどきは神戸のおいしいフランスパンやドイツパンを食べたいものですね。

 

2019.12.23.(月曜日)午前11時30分

里山 歩樹(藪野 正昭)