コロナはいろんなところに悪影響を与えています。
今日新聞を見ていると、観光都市京都では外国人の宿泊客が99%も減っているとのこと。日本一の観光都市、京都もコロナで苦しんでいます。
コロナの被害は、我が兵庫県にも及んでいます。
最近新聞を読んでいると、外出自粛で街の飲み屋でお客が減ったために、日本酒の売上げが大幅に減少しているとのこと。このため、神戸の灘五郷の日本酒メーカーは生産量の減産を余儀なくされています。
日本酒は、近年の和食ブームで、日本酒の海外への輸出が増えてきていましたが、それも、国内の消費減で経営に影響が出てきています。コロナの影響が、灘五郷の酒生産量にまで影響が出るとは、考えませんでした。
ところが、今日の朝刊を読むと、兵庫県が誇る最高の酒米「山田錦」にもコロナの影響が出ているとのこと。灘五郷の日本酒メーカーの生産が減ったために、山田錦の注文が激減しているとのこと。
山田錦は兵庫県で開発された最高の酒米として、全国に出荷されています。これから田植えが始まる時期に、生産を減らすために、農家では大変困っているとのことです。
山田錦は、兵庫県の三木市周辺の農家が毎年、梅雨に田植えをして、生産しています。この「山田錦」がないと灘五郷の日本酒は、生産できません。その山田錦の生産を一度3割も減らすと、来年以降の生産にも大きな影響を与えます。
日本酒は、神戸では一大食品産業です。灘五郷のお酒の生産減は、神戸全体の食品生産の激減にもつながります。コロナは思わないところで影響を与えています。
日本酒はこれまでの輸出で長年の停滞から脱したと思っていましたが、せっかくの日本酒ブームも、コロナでダメになりました。この対策は日本酒の消費を国内で増やすしかありません。皆さん日本酒を飲みましょう。
これから暑くなると、よく冷やした日本酒もおいしいですよ。灘五郷の日本酒をよく冷やして飲みましょう。私は夏は、日本酒はよく冷やして飲むのが好きです。
「皆様、暑い夏は、ぜひ冷酒を自宅で飲みましょう!」
「そして、神戸の日本酒メーカーを支援しましょう!」
2020.5.29.(金曜日)午前11時40分
里山 歩樹 (藪野 正昭)