ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「夏休みの旅行の思い出」

もうすぐ今年も夏休みの時期になります。

私は、大学生のときは、必ず夏休みには、友達と一緒に全国各地に旅行に行くのが楽しみでした。

 

夏休み前にはアルバイトで資金を稼いで、旅行に行きました。学生ですので資金は限られていますので、学生割引の周遊券を使って、鈍行に乗って、全国各地を旅行しました。

 

旅行に行っても、ホテルに泊まるようなお金はありませんので、多くは車中泊か、駅の中で寝たりしました。たまには国民宿舎に泊まったこともありますが、ときには、野宿したこともあります。

 

一日に使える経費は決められていましたので、食事も、駅弁や、安い食べ物で済ませました。全国の駅で食べた駅弁の中には大変おいしい弁当がありました。

 

旅行で一番記憶に残っているのは、北海道に行って、北海道を1周したことです。約2週間かけて北海道を普通列車で回りました。

 

私達はみんな大きなリュックサックを背負って旅行していました。その姿がカニのようなので、「カニ族」と言われていました。学生の頃に一緒に全国を旅行した友達とは、今も連絡を取っています。

 

一緒に旅行した友達との絆は強くて、いつまでも忘れません。友達の中には、旅行中に知り合った女性と後で結婚した友達もいました。

 

私達の頃は、夏休みは旅行をして、いろいろな経験をする季節でした。旅行では困ったことがあったり、友達とケンカしたりしたことがありますが、私達は若かったので、それらのすべてが大変勉強になって良かったと思います。

 

日本海沿線を、汽車で旅行したことも楽しい思い出です。機関車に乗ると、ときどき「ボー」という汽笛が聞こえてきました。

 

その音は、まもなくトンネルに入るという合図でした。それを知らずに窓を開けていると黒いすすが車中に入ってきて、困ったことがあります。

 

機関車に乗って長い時間旅行していると、全国でいろいろな人と出会いました。その人達から、いろんな話を聞くことができました。

 

旅は道連れ、すぐに親しくなりました。私は、旅は人を豊かにしてくれるように感じました。夏休みと言えば旅行を思い出します。

 

私が学生の頃は、新幹線のような速い列車はありませんでした。旅行に行っても、ゆっくりしたものでした。そのため、車窓から全国各地の景色を楽しむことができました。各地の駅駅で駅弁を食べたことがなつかしく思い出されます。

 

旅行先としては、北陸や木曽路、長野地区なども回りました。長野の木曽路を歩いて島崎藤村の生家を訪れたことも、思い出されます。

 

木曽路を歩いていると突然大雨が降ってきて、道に迷いそうになったこともありました。そんなことも、旅行で経験する冒険でした。今考えても楽しい思い出です。

 

旅行中では、東京の女学生や、青森の女学生とも知り合いになりました。長野では妙高高原に行って、民宿で泊まりました。妙高高原では真夏でも涼しくて、驚きました。

 

富山にも行きました。富山では友人の家に泊まりました。富山の友人の家は大きく、驚きました。庭の中に小川が流れていたのには驚きました。

 

富山では民家は広い敷地に建てられて、家の周囲は大きな木で囲まれていました。海からの風を避けるために大きな木を植えていると聞きました。

 

その富山の友人の結婚式には私も出席しました。

 

なつかしい夏の旅行の思い出です。

 

 

2020.6.28.(日曜日)午前11時30分

里山 歩樹 (藪野 正昭)