ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「アサガオの思い出」

昨日も、朝から激しい雨が降っています。

九州でももう3日以上も豪雨が続いて、洪水や土砂崩れで、大変な被害が出ています。

 

本当に近年の豪雨は、記録的な雨が降って何が起こるかわかりません。我が家は幸い、少し高いところにありあすので、洪水の心配はありません。

 

7月も中旬になりました。そろそろ梅雨が明けてもよい時期です。私はこの頃になると、庭に植えた、アサガオの花のことが思い出されます。

 

母は、庭のあちこちにアサガオの種を植えて、アサガオの咲くときを楽しみにしていました。アサガオは黒い種をまくと、2~3週間するとかわいい芽を出してきます。

 

母は、芽が出てくると、必ずそのそばに細い竹のさおを立てていました。さおを立てると、アサガオは、つるを伸ばして、そのさおに巻きついてきます。母は隣の家との間にあるフェンスの近くにもアサガオの種をまきました。

 

芽が出てくると、アサガオは隣の家との間に作った垣根につるを伸ばしていました。そして、いよいよ花が咲くと、白いかわいいアサガオの花が、庭のあちこちに咲きました。

 

母は、雨の日には庭に出て、アサガオが倒れないように気をつけていました。庭のあちこちにアサガオの花が咲いて梅雨のうっとうしい気分も吹っ飛んでしまいました。

 

私も、ときどきは庭に出て、アサガオの花の育ち具合を見に行きました。アサガオの成長は早くて、しばらく見ないうちに、つるをどんどん伸ばしていました。隣の家との間のフェンスにも、つるが長く伸びていました。

 

そのつるに白い大きなアサガオの花が咲くと、隣の家とのあいだの金網のフェンスが白い花が咲いたように、きれいになりました。母はその見事なアサガオの花をうれしそうにながめていました。

 

夏になって、雨が降らないときも、必ず庭に出て、水をやっていました。庭に出ると、蚊がやってきて、あちこちを蚊にかまれて困っていました。

 

そのため、母は腰に、蚊取り線香をつけてアサガオの世話をしていました。私も庭に出ると、よく蚊に刺されました。

 

我が家のアサガオは大きく、きれいなので、隣の家の人も、時々ながめて「わーきれいやね!」と驚いていました。アサガオは秋になるまで長く咲いていました。

 

秋になって、アサガオの花が枯れると、その後にたくさんの種がとれました。母と私はその種をひとつひとつ、来年植えるために保存しておきました。そのため、我が家にはアサガオの種がいっぱいありました。

 

アサガオの花にもいろいろな色の花がありますが、我が家のアサガオは、白と薄紫のアサガオが多かったように思います。アサガオは朝のうちは咲いていますが、夕方になるとしぼんでしまいます。不思議な花です。

 

母はアサガオの花が大好きで、毎年、春にはアサガオの種をまいて、育てていました。私も母と一緒に、アサガオの種をまいたことが、思い出されます。

 

今年もアサガオがきれいな季節になりました。

我が家の庭にも、いつものように、アサガオがきれいな花を咲かせている季節になりました。

 

白いアサガオを庭で母と一緒にながめたことが懐かしく思い出されます。

 

皆様はアサガオの花は好きですか。

 

 

2020.7.8.(水曜日)午後1時

里山 歩樹 (藪野 正昭)