ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「夏休みの思い出」

今日は7月10日。

例年ならもうすぐ夏休みに入る時期ですね。

 

しかし、今年はコロナ問題で学校の休業が長く続いたために、今年の夏休みは1週間か10日程度しかないようですね。夏休みと言えば1か月以上もあるのが普通でした。

 

私は子供のときは夏休みになるのが楽しみで、早く夏休みになることをいつも心待ちにしていました。夏休みのになると1日中、外で遊ぶことができるので、子供にとっては天国のような時期でした。

 

私の子供の頃はテレビもありませんので、夏休みになると、毎日、外に出かけて野山を駆け巡って過ごしていました。暑いときには、近くの川や池に行って遊びました。川に行って魚をとったりして遊んでいました。

 

自然の中で遊んでいると、一日があっというまに過ぎていきました。私は夏休みは一日中、外で遊んで、夕方になると家に帰りました。

 

当時は、昼間はカンカン照りで暑かったですが、夕方になると急に涼しくなりました。自宅で夕涼みをしていると、涼しい風が入ってきて気持ちがよかったように思います。

 

私の子供の頃は、夏は、半パンとランニングシャツを着ただけで過ごしていました。暑いので、帽子だけは麦わら帽子をかぶっていました。夏になると日焼けして、真っ黒になりました。

 

あまりに日焼けし過ぎて、手足や背中の皮膚がやけどして、皮がむけてきました。お風呂に入るとヒリヒリして、痛かったことを思い出します。

 

夏休みで一番嫌だったのは、宿題ですね。毎日、絵日記を書くようになっていましたが、私はそれが嫌で、夏休みの終わりにこのノートを開くと、真っ白でした。

 

ほとんど毎日、何も書いていません。夏休みが終わる頃になって、あわてて絵日記を書いた思い出があります。

 

夏休みは工作の宿題も困りました。何を作ったらよいかわからなくて、夏休みの最後の日になって、とりあえず本立てを作ったことがありました。1カ月というと長いように思いますが、実際に過ごしていると、あっというまに1カ月は過ぎていました。

 

私は子供のときは、「もっと夏休みが長いといいのになー」と思ったものです。親戚の大学生の夏休みが2カ月近くもあるのを知ってうらやましく思ったものです。

 

今年はコロナのせいで、小学生や中学生の夏休みは10日ぐらいしかないようです。子供がかわいそうに思いますね。1週間程度では、夏休みとは言えませんね。あっというまに夏休みが終わってしまいます。

 

私の夏休みの楽しみと言えば、近くの雑木林に、カブト虫やクワガタなどの昆虫とりに行ったものですね。セミとりもしました。近くの里山の中に行くと、くぬ木では、クワガタやカブト虫がよくとれました。

 

私は小さいときから、いつも山の中で遊んでいました。どこのくぬ木に行けばカブト虫やクワガタムシがいるとよく知っていましたので、おもしろいほどたくさんのカブト虫やクワガタムシがとれました。

 

私はとれた虫は家に持ち帰って、家の虫かごで飼っていました。あまりにもたくさんのカブト虫がとれたので、里山に虫とりに来ていた人にあげたことがありました。

 

都会から来た人は、どこに行けば虫がとれるかわからないので、私がたくさんの虫をとっているのを見て「どこに行けばとれるのか教えてほしい!」と言っていました。虫とりは昼間ではなく、夕方か夜間に行かないと虫がいません。

 

私は夏休みには虫とりが最大の楽しみでした。とってきたカブト虫を家で飼っていました。毎日、スイカの皮をえさにして、カブト虫にやっていました。

 

カブト虫を飼って、子供を産ますように工夫していました。カブト虫は、秋になると死んでしまいますが、卵を産んでいることがありました。

 

来年になるとカブト虫の幼虫が育ってきました。幼虫から育てるのが私は楽しみでした。なぜかクワガタムシは、卵を産みません。幼虫ができるのはカブト虫だけでした。

 

虫と言えば、夏は、キリギリスも飼っていました。キリギリスはよく鳴きます。私はキリギリスの鳴き声を聞くのが好きでした。キリギリスには、キュウリをエサにやっていました。

 

秋になるとスズムシも育てていました。スズムシは「リーンリーン」という涼しげな音で鳴きました。スズムシが鳴きだすと、秋が近いと思ったものです。

 

スズムシの鳴き声を聞くと、なぜか物悲しく感じたものです。

 

もう夏休みも終わると思うと、悲しくなりました。

 

 

2020.7.10.(金曜日)午前11時10分

里山 歩樹 (藪野 正昭)