今日は久しぶりに晴れているようです。
今年ももう少しすると、梅雨が明けるかもしれませんね。それにしても、コロナ感染が一向に収まる気配がありません。
それどころかますますコロナは猛威を振るっています。東京も大阪も、兵庫県も、過去最高の感染者を出しています。このまま行くと、どうなるのか本当に心配ですね。
梅雨が明ければ今年もいよいよ夏本番ですね。私は夏が季節の中で一番好きな季節です。一方、一番嫌いな季節は雪が降る冬です。寒がりの私は、冬が一番苦手です。
私は秋もあまり好きではありません。秋はなぜか物悲しくて気が滅入ります。これから、寒い冬が来るかと思うと、憂鬱になります。
私は夏になるといろいろなことを思い出します。夏には楽しい思い出がいっぱいあります。私は子供のときは、夏は、半パンツにランニングシャツで夏を過ごしていました。
足には、サンダルをはいていました。私は、子供の頃は半パンツとランニングシャツ、サンダルで野山を駆けめぐって遊んでいました。暑い夏は外に出るときは、必ず帽子をかぶっていました。
私の子供の頃は、夏にかぶる帽子といえば麦わら帽子に決まっていました。私も外に出るときは、必ず家にある麦わら帽子をかぶって外に出ていました。
麦わら帽子は、私の家が店をしていましたので、私の店でも売っていました。麦わら帽子には、大人用と子供用がありました。大人用も子供用も価格は同じでした。
私は、必ず大人用の麦わら帽子をかぶっていました。麦わら帽子は、夏に欠かせない必需品でした。麦わら帽子は、軽くて、通気性がよく、大変涼しい帽子でした。私は暑いときは麦わら帽子を、井戸の水で濡らしてよくかぶっていました。
冷たい水を含んだ麦わら帽子をかぶると頭が冷えて、大変気持ちよく感じました。麦わら帽子は大変に便利な帽子で、時には、いろいろなものを入れる入れ物になりました。
私は子供なのに大人用の麦わら帽子をかぶっているので、強い風が吹くと、よく麦わら帽子が飛ばされました。一度、帽子を飛ばされた後からは、私は必ず、麦わら帽子についているロープを首に巻いて外に出かけるようにしました。
麦わら帽子は大変便利にできていました。麦わら帽子は、田舎では必需品でした。私は子供ながら、麦わら帽子は日本人が開発した素晴らしい帽子だと思っていました。
近年は麦わら帽子をかぶる人は見かけなくなり、それに代わってカラフルなデザインの帽子をかぶっている人が増えましたが、私はその人達を見るといつも、なぜ麦わら帽子をかぶらないのか不思議に思っていました。
日本人が考えた麦わら帽子こそ、軽くて、涼しくて夏には最高の帽子だと思います。
私は夏になると、いつも、子供のときの麦わら帽子のことを必ず思い出します。
「麦わら帽子は最高の帽子だ!」
2020.7.18.(土曜日)午前11時55分
里山 歩樹 (藪野 正昭)