ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【神戸通信】ー「神戸の観光について」

昨日、神戸新聞を読むと、神戸三宮の南京町で久しぶりに大勢の人が集まってにぎわったと出ていました。

 

コロナ以来久しぶりの人出でにぎわったようで、地元の商店街の人は喜んでいるとのことです。神戸の南京町は、以前から観光客や学生の修学旅行生が多くて有名でした。

 

今年春のコロナ感染以来、人が来なくなっていたようですが、連休になって久しぶりに観光客が神戸の街に戻ってきたようです。新聞には写真も出ていました。

 

たくさんの人が集まっているのに驚きました。コロナ感染が広がらないか心配になります。

 

神戸の街は以前から、観光客誘致が大きな課題になっていました。京都、大阪に比べると、インバウンドや観光客が極端に少ないことが大きな問題となっていました。

 

例えばインバウンド客は京都では年間450万人の人が来ていましたが、神戸ではその10分の1ほどしか来ていません。大阪では800万人以上のインバウンドがありましたので、その差は驚くばかりです。

 

私はなぜ神戸の観光客が少ないのかいろいろ考えましたが、いまだによくわかりません。京都は世界的な「歴史都市・京都」ですので、観光客が多いのはわかります。大阪になぜこれほど観光客が多いのかよくわかりません。

 

その差はどこにあるのか私なりに考えると、情報発信力の差ではないかと思います。神戸は、世界に対する情報発信力が圧倒的に少ないように思います。

 

神戸で最大の特徴は、海と山と、きれいな空気と自然に恵まれていること、そして、神戸ビーフをはじめおいしい料理など、観光資源はいっぱいあります。

 

特に、六甲山の豊かな自然、広々とした青い海とクルージング。神戸には魅力的なところがたくさんあります。

 

そして、最も重要なのは、神戸を中心として、京都、大阪を周遊する観光ルートを内外にアピールすることです。神戸は短時間で京都、大阪に行くことができる最高の立地条件にあります。

 

この立地を活かして、神戸を拠点として、京都、奈良などの関西の観光ルートを開発して、アピールしていけば、神戸のインバウンドや国内観光の拠点として、多くの人が訪れてくると考えます。

 

神戸はもっと、京都や大阪、奈良との連携を強め、京都、大阪、奈良を取り込んでいくべきだと思います。そうすれば神戸の観光は、将来ますます発展していくでしょう。

 

神戸の観光振興策のキーワードは京都、大阪、奈良などの関西各地との連携強化にあります。関西の主要都市を短時間で回る道路網、鉄道網を整備すれば、神戸の街は、関西観光の拠点都市として多くの人が集まってくるはずですね。

 

神戸の山と海の自然豊かな環境を、京都、大阪の観光地とうまくつなげれば神戸のこれからの観光の将来は大変明るいものがあると思います。

 

コロナ後の神戸市の観光振興を考えるときは、ぜひ京都、大阪など関西各地との連携強化に全力で取り組んでほしいと思います。

 

そうすれば、神戸は関西観光の拠点都市としてどんどん発展していくと考えます。

 

皆様はいかがお考えですか。

 

 

2020.7.25.(土曜日)午前11時55分

里山 歩樹 (藪野 正昭)