今日、国会が開かれ、菅総理を中心とする新内閣が発足する。
すでに新聞では新閣僚の名前が発表されているが、その顔ぶれをながめると重要閣僚は再任が多く、新味に欠ける内閣である。
それに、高齢者が多く、若い閣僚は小泉環境大臣だけです。ベテランがそろっていて安定感がありますが、新味に欠けて、期待感がわいてきませんね。
それはともかく新内閣では、第一に現在のコロナ問題にしっかりした対策を講じることが第一番の任務です。ワクチンや治療薬の開発・生産に全力で取り組んでもらいたいと思います。特に医療現場の整備には万全の対策を講じてもらいたいと思います。
そして、経済対策が重要です。このままでは日本経済が失速してしまい、倒産や失業が多発することが懸念されます。コロナと経済社会活動の両立をどう図っていくかが最大の今の課題です。
そして、中長期的には少子高齢化に取り組んでもらいたいですね。特に少子化対策が急がれます。いまだに待機児童問題が解決しないようでは人口減がますます進みます。若い人が安心して子供を生み、育てられる環境を急いでもらいたいですね。
そして次に重要なのは、東京一極集中是正と地方再生です。今回のコロナ問題で、東京一極集中のもろさが明らかになりました。いまや大都市集中の時代は終わりました。
これからは自然ゆたかな地方の時代です。地方回帰の時代がこれから始まります。そのために新内閣には、地方回帰を促進する対策に力を入れてもらいたいと思います。
東京一極集中是正は長年のテーマでも、一向に改善されませんでしたが、今度こそは、地方再生に全力で取り組んでもらいたいと考えます。新内閣にはやるべきことが山積みになっています。
そのために、与野党が一致協力して、当面の課題であるコロナ問題や、少子高齢化、東京一極集中是正などの中長期的な課題に取り組んでもらいたいと思います。
はやくも総選挙のことが話題になっていますが、今はそんなことをしている余裕はありません。
まず山積みとなっている課題に全力で取り組むことが肝心です。新内閣には、コロナ後の時代に対応した、新しい国づくりに取り組んでほしいと考えます。
そのためには、もっと若い人を登用してほしいですね。
これからの日本の国を担うのは若い人達です。
その若い人達に、もっと働く場を与えて、新しい日本をつくっていきましょう。
2020.9.16.(水曜日)午前11時
里山 歩樹 (藪野 正昭)