今年も早いもので秋が深まり、この頃では、外に出ると秋の風が涼しく感じられます。
この時期はもっとも過ごしやすい時期ですね。このような秋のよい日には、私は元気なときは近くの川に魚つりによく出かけました。
私の趣味は、魚つりが唯一の趣味でした。秋の晴れたよい日には、休みには近くの猪名川に魚つりに、自転車に乗って出かけました。有名な多田神社の前にも猪名川が流れています。
そこは、絶好のつり場で、天気のよい日に行くと、たくさんの釣り人が釣りを楽しんでいました。猪名川は以前はあゆ釣りで有名したが、一庫ダムができてからはあゆがいなくなっていました。
私たちは釣るのは主にふなです。釣り方は投げ釣りで、釣り針に、だんごのえさをつけて、魚を釣ります。秋は魚がよく釣れました。多いときは、10cm~15cmはあるふなが10匹以上も釣れることがありました。
私はいつも川原に下りていって、投げつりを楽しみました。魚が釣れるまでの間はよく冷えたビールを飲みながら、魚がつれるのを待ちました。
秋の日に川原に下りていくと、近くの原っぱには、赤いヒガンバナが咲いていました。原っぱの中にはススキが咲いていました。私はそののどかな風景を見ながら魚つりを楽しみました。
川で魚を釣っていると、サギの仲間が水の中に入って、えさを探している光景がありました。秋はなぜかよく魚が釣れました。主に釣れる魚はふなですが、ときにはコイやナマズが釣れることがありました。
私は一度、60cm以上もある白いコイを釣ったことがあります。そのときはコイを釣りあげるのに苦労しました。コイは大きく、両手でも持てないので、両腕に抱いてコイをつかまえました。
秋の天気のよい日には家族も呼んで、川原でバーベキューをして楽しんだこともあります。秋の涼しい風を感じながらの魚つりは至福の一時でした。
今年ももうすぐ10月になります。
10月に入ると急に寒くなりますので、それまでの間が秋の魚つりを楽しむ絶好の季節です。
秋の晴れた日に、猪名川で魚つりをしたことが、なつかしく思い出されます。
2020.9.30.(火曜日)午後12時35分
里山 歩樹 (藪野 正昭)