秋は読書の季節です。
今年も「読書週間」が始まります。私は本や新聞を読むのが一番の楽しみで、文書を読まないと気分が悪くなります。いわゆる読書中毒です。
私は、小さな子供の頃は、川西の田舎で育ったので、遊ぶときは外に出て野山をかけめぐっていました。小さな子供の頃は、家でいるとよく母に「外に出て遊んでおいで!」と言われたものです。
川西は田舎ですので家にいても、マンガぐらいしか本がありませんでした。小さな子供のときは、本といえばマンガのことでした。子供の頃はマンガを夢中になって読んでいました。このため、私は文字だけの本は読むのが苦手でした。
そのため、小説のような本を読むようになったのは、大学に入ってからでした。私は西宮にある関西学院大学に入学しましたが、入学して、いろいろな友達と話しているとみんないろいろな本を読んでいるのでびっくりしました。
私はあまりにも、本のことを知らないので劣等感を感じて、落ち込みました。そして、本をもっと読まないと一人前の人間になれないと思って大学生のときは、できるだけ、多様な分野の本を読むように努めました。
学生のときは、1カ月に10冊以上の本を読むことを目標にして頑張りました。学生のときは経済学や社会科学関係の専門書を読むように努めました。
学生の頃は、小説のような本は読むのは時間のムダのように思っていました。よくわからないながらも経済学や哲学の古典を中心に毎日、学習していました。
あるとき疲れたときに、手元にあった小説を読んでから、小説のおもしろさに気付いて、それから小説を多く読むようになりました。最初に読んだ本は遠藤周作の本だったと思います。それから小説を選んで読んだのは太宰治の小説でした。
太宰の小説は暗いテーマが多くて、読んでいるとつらくなりました。それから時代小説や歴史小説を読むようになりました。私が今でももっとも好きな小説は、時代小説です。特に好きな小説家は藤沢周平、池波正太郎、山本周五郎の時代小説ですね。
学生の頃は司馬遼太郎氏の話もよく読みましたが、司馬氏の小説は英雄をテーマにした小説が多いので、すぐに飽きてしまいました。
それと違って池波正太郎氏の小説は庶民を中心にした話が多くて、親しみがありました。池波氏の「剣客商売」はよく読みました。今は、毎日の新聞で小説を読んでいます。
今年も読書週間になりました。
また時代小説を読みたいと考えています。
皆さんはどんな本を読んでいますか。
2020.10.26.(月曜日)午前11時55分
里山 歩樹 (藪野 正昭)