はやぶさ2が地球に帰ってきました。
6年間の長い宇宙旅行をこなし、惑星に着陸して、惑星の石を地球に持って帰ってきました。素晴らしい世界的な快挙です。
私はあらためて日本の宇宙技術の素晴らしさを実感しました。アメリカのNASAも驚いているとのこと。6年間も宇宙旅行を続けられたのは信じられませんね。
しかも、地球からのリモートコントロールでりゅうぐうという小さな惑星に着陸して、その惑星の砂を持って帰ってきたのは、世界で初めてのことです。その砂を分析すると、宇宙の起源や地球の起源がわかるかもしれないとのことです。
私は、子供の頃は、天文学者にあこがれたことがありました。宇宙の起源を探ることに関心がありました。私は子供の頃は、夜空の星をながめるのが大好きでした。
そして、いつかは、天文学者になろうと考えていました。残念ながら子供の頃の夢は実現しませんでしたが、いろいろと宇宙に関する本をよく読んでいました。今回のはやぶさ2のことを聞いて、子供の頃のことを思い出しました。
それにしても、日本の技術はすごいですね。日本には素晴らしい科学者がいますね。日本の誇りですね。はやぶさ2が持って帰った砂の一部は兵庫県はりまテクノポリスにあるスプリング8で分析されると聞いています。
スプリング8については、私は現役のときに、その誘致運動に携わったことがあります。そのスプリング8でもはやぶさ2のプロジェクトに関わっていると聞くとうれしくなりますね。
今回のことで驚いたのは、はやぶさ2は、りゅうぐうの砂を持ち帰ったあとは再び、他のミッションのために、宇宙に飛び帰ったとのことです。
次の惑星は11年もかけて行くとのこと。6年間も最初のミッションを完全にクリアした後も、これから、11年間の宇宙旅行とははやぶさ2の素晴らしさには驚きです。
どうしてそんな長い年月、宇宙旅行が続けられるのか不思議ですね。衛星間の旅行をしたのは世界で初めてとのことです。このままさらに進化していくと、いずれは人間が宇宙旅行をするのも夢ではなくなりますね。
できることなら私も宇宙旅行をして、青い、美しい地球を眺めたいですね。私はいまだに、地球が宇宙の中で浮かんでいることは信じられません。地球が動いていることが不思議でなりません。
はやぶさ2で日本の若い研究者の素晴らしさを再認識しましたが、いま心配なことは、日本の科学研究費が削減されて、日本の研究者の人が減っていることです。
このあいだある新聞の記事を読んでいると、博士号をとる若い研究者の人が日本では減っているとのこと。世界の国ではどこでも博士号をとる人が増えているのにもかかわらず、日本だけが減っています。
博士号をとっても、ポストがなくて、生活していくことができないために、研究者になることをあきらめる若い人が多いとのこと。このままでは、日本の科学技術の将来は衰退する一方です。
はやぶさ2のような技術開発をこれからも続けていくためには、日本は若い人の育成に力を入れるべきだと思いますね。
「はやぶさ2、おかえり!」
2020.12.7.(月曜日)午後12時25分
里山 歩樹 (藪野 正昭)