今年もはやクリスマスが近づいてきました。
私は長く神戸で働いてきましたので、クリスマスの日は神戸で過ごすことが多かったように思います。
神戸のクリスマスについては、神戸の北野地区などにある多くの教会でクリスマスミサが行われていました。北野周辺ではきれいなイルミネーションが輝いていました。異人館にもきれいな電飾がされていました。
神戸のエキゾチックな街並みはクリスマスがよく合う街です。神戸は昔は、クリスマス用品を生産する企業が多く立地して、すぐれたデザインのクリスマス用品は神戸の貿易会社を通じて、全世界へ輸出されていました。
神戸のクリスマス用品は品質がすぐれたクリスマス用品として、欧米で高級クリスマス雑貨として人気がありました。
私は若いときは一時、神戸のマンションに住んでいました。小さなマンションでしたが、クリスマスが近づいてくると家内がクリスマスツリーを飾ってくれました。
残念ながらクリスマス用品は中国などの製品に市場を奪われて、今では、神戸でクリスマス用品を生産している企業は少ししかないと聞いています。私はクリスマスの季節になると、神戸にたくさん立地していたクリスマス用品のことを思い出します。
クリスマスといえばクリスマスケーキが欠かせませんね。神戸はスイーツの街ですので、おいしいクリスマスケーキを販売しているたくさんのパティスリーがあります。
モロゾフ、ユーハイム、ゴンチャロフなどの有名ブランド企業以外にも、神戸だけで店を持っているパティスリーが神戸の街中にはたくさんあります。
クリスマスの日は、私は必ず、神戸の有名な洋菓子店で大きなクリスマスケーキを買って帰ったものです。大きなケーキを見て、子供達は大喜びです。
クリスマスツリーを自宅の中で飾って神戸のクリスマスケーキにローソクをつけて、ケーキを食べました。クリスマスというと、私は今でも、神戸で暮らした日々がなつかしく思い出されます。
私が神戸で暮らしていた頃は神戸の街は活気にあふれていました。クリスマスの日には神戸の都心に行くと、どこでも大勢の人出で、歩くのが大変でした。三宮ー元町の商店街、百貨店は人、人であふれていました。
三宮の繁華街、東門筋に行くと飲み会へ行く人達があふれていました。クリスマスの日にはスナックやバーに行くとどの店も満員で入れないほどでした。街中には、乗客を待つタクシーが長い列を作って並んでいました。
今年はコロナ対策で忘年会やパーティーなどは自粛を求められているので、寂しいクリスマスになりそうです。稼ぎ時の、クリスマスに自粛をされる神戸の飲食店などは大変だと思います。
一日も早くコロナがおさまり、かつてのようにクリスマスの日に、神戸の街に人出が帰ってくることを心から願います。
そして、神戸ルミナリエも必ず再開したいですね。
2020.12.13.(日曜日)午後12時5分
里山 歩樹 (藪野 正昭)