今年も12月下旬となり、年賀状を書く時期となりました。
一年たつのもあっというまですね。ついこのあいだ年賀状を書いたと思っていたら1年がたっていました。
私は一昨日、家内に手伝ってもらって年賀状を書きました。いつ書くべきか迷っていましたので、一昨日、なんとか年賀状を書いてほっとしました。
私は現役のときは、年賀状を毎年200枚以上書いていましたが、引退した今は、およそ半分の100枚の年賀状になりました。現役の頃は、年賀状はすべて手書きでしたので、約200枚の年賀状を書くためには大変な時間が必要でした。
年末近くになると、仕事で家に帰ってから、こたつに入って一枚一枚手書きで年賀状を書いたことが思い出されます。200枚以上もらうと、書き終えるのに2~3日かかりました。
昔はパソコンのような便利なものはないので住所はすべて、一枚一枚書きました。一時、虚礼廃止の動きもありましたが、なぜか、年賀状は一年一回の安否確認のように考えていました。
なるべく年賀状には、手書きするようにしていました。年賀状に書くあて先の中には学生のとき以来の友人もいました。友人とは何十年も会っていませんが、一年一回の年賀状が唯一の便りでした。
年賀状が届くと、学生の頃のことが思い出されてなつかしくなったものです。仕事の上では、同じ職場の部下にもできるだけ年賀状を書くように努めました。
私は悪筆で知られていましたので、年賀状を書いてもよく読めないと言われたこともあります。それでも私は悪筆を個性と考えて読めない年賀状を書きました。
年賀状を頂くと、私は真剣に読みました。年賀状を読むと、何十年も前の友人の顔が浮かんできます。
近年はパソコンなどの便利なものができたので、あて先はプリンターで書けるようになり、ずいぶん楽になりました。年賀状もきれいな絵を印刷したものがあります。
しかし、私は必ず一言、手書きのメッセージを書くようにしています。
今年も年賀状を書いてやれやれです。
元旦に、知人からの年賀状が届くのが楽しみです。
2020.12.23.(水曜日)
里山 歩樹(藪野 正昭)