昨日、兵庫県下の小学校では終業式がありました。
今日から冬休みが始まります。冬休みは短いのであっというまに終わってしまいますが、それでも冬休みになると、子供の頃はうれしいものでした。
私は冬休みになると、毎日のように外に遊びに行って野山を歩き回ったことが思い出されます。冬休みの遊びでは、一番多く遊んだのは広場や田んぼで、タコ上げをしたことですね。
私が子供の頃はゲームのようなものはなかったので、遊びといえば外に出て遊ぶことでした。冬の中でもっとも熱心にやったのはタコ上げでした。
タコは、竹と紙でつくったやっこダコでした。冬は風が強い日が多かったので、タコ上げをすれば天高くまであがっていきました。私は長いタコ糸を持ってタコ上げをすると、タコは風に乗って天高くまでのぼっていきました。
そのうちにタコが小さくなって見えないところまでタコがあがっていったことが思い出されます。タコが高くあがると、持っているタコ糸にかかる力も強いものがあり、手が痛くなるほどでした。
私が子供の頃は家のまわりに広い広場や田んぼがありましたので、タコ上げをするのには最適でした。田舎では今のように電柱はありませんので、タコ上げをしても、電線に引っかかる心配もありませんでした。
私は寒い冬の中でタコ上げをして一日中遊んでいました。竹と紙だけのやっこダコはすぐに破れてしまいました。私はその破れたやっこダコにノリで紙をはって、修理しました。
冬休みになって遊んだのはやっこダコのタコ上げとともに、コマ回しですね。家に帰っては、ベッタンで遊んだ記憶があります。
私は子供の頃はベッタンを集めていました。そのベッタンで友達とべッタンとりをしたことがなつかしく思い出されます。
寒い冬は外に出ると、よくたき火をしましたね。家の近くの広場や田んぼではよくたき火をしてあたたまりました。私の子供の頃はテレビもあまりなかったので、広場で、すもうをしたり、キャッチボールをして遊びました。
そのような遊びでも、やはり一番熱心にやったのはやっこダコのタコ上げですね。タコ上げをしていると、強い風がふいてきて、糸が切れて、山の方までタコが飛んでいってしまったこともありました。
今年も冬休みが始まりました。
今年はコロナで友達と一緒に遊ぶこともできないようですが、せめて、タコ上げぐらいはして、楽しんでほしいですね。
短い冬休みをおおいに楽しんでほしいと思います。
2020.12.26.(土曜日)午後12時45分
里山 歩樹 (藪野 正昭)