大震災から26年が経った神戸では、今、ウォーターフロントの再開発が進められています。
今の神戸の街で最大の課題は、神戸の街のにぎわいをどのように取り戻すかであります。
神戸の街の活力とにぎわいを取り戻すため、神戸では今三宮の都心から西へ下ったウォーターフロントで様々な再開発のプロジェクトが進められています。
その一つが新港突堤西地区で新しい水族館の建設が進められ、フェリシモなどの本社ビルも建設する予定になっています。そのビルにはホテルやスイーツなどの美術館が入居することになっています。
また新港突堤西地区からメリケンパーク、ハーバーランドを結ぶ新しいロープウェーの計画を検討されています。
神戸のウォーターフロントの課題は、回遊性がないことでした。ロープウェーができれば、ウォーターフロントがつながり、回遊性ができて、ウォーターフロント一体が一体感のある地域として、人々が集まってくるようになることが期待されます。
神戸の最大の魅力と特徴の一つは海があることです。神戸の街はもともと港町として発展してきました。海は、神戸の街が発展する原点です。
神戸の海をいかに活用していくかがこれからの課題です。海をうまく活用して神戸の街全体ににぎわいを取り戻すことがこれから期待されます。
新しいウォーターフロントの開発には、水上レストランの建設や神戸港めぐりのクルージング拠点も再整備されるとのこと。震災26年が経って、神戸の街にもようやく新しい魅力が開発されつつあります。
神戸のウォーターフロントがおもしろくなります。私はウォーターフロントの再開発に、新しい神戸の魅力が生まれることに大きな期待を寄せています。
そのウォーターフロントの開発で最大のネックとなるのが、神戸の都心のウォーターフロントを妨げる国道2号線があることです。国道2号線があるために市民や観光客がウォーターフロントに近づくことができません。
そこで思い出すのは、国道2号線の地下化構想です。震災の年に、神戸では50年後の神戸の街づくりを考える研究会が発足して、私もその研究会のメンバーの一人として参加しました。
その研究会のメンバーには有名な都市計画+家や学者が参加していました。この研究会では50年後の街づくりを目指して、国道2号線の地下化を提案しました。
その計画はあまりにも大胆な計画なため、実現しませんでしたが、あの国道2号線の地下化構想をあらためて見直して、実現してはどうでしょうか。
国道2号線が地下化され、三宮の都心とウォーターフロントがつながれば、神戸の都心は見違えるようになります。
ぜひ、ウォーターフロントの再開発とあわせて、国道2号線の地下化構想を考えてほしいですね。
神戸のウォーターフロントの再開発を進めましょう。
2021.1.18.(月)午後1時
里山 歩樹(藪野 正昭)