私は一時神戸で暮らしていました。
神戸の六甲の近くでマンションを借りて、子供と一緒に暮らしていました。そのときは、休みの日には家族で須磨水族園に行ったことがあります。
特に夏休みのときは須磨海水浴場によく出かけて、その帰りに須磨水族園に立ち寄りました。水族園ではいろいろな魚を見物するだけでなく、魚をつかむコーナーもあって、水族園に行くと約半日ほど遊ぶことができました。
須磨水族園は神戸市民にとっては楽しい思い出の施設でした。今でも、夏休みに海水浴に行った帰りに、須磨水族園に行ったことが思い出されます。
ところが、その水族園が民営化されることになり、23年をもって閉園されることになりました。イルカショーももう見れなくなります。
神戸市では中央区の新港突堤に新しい水族館を開設するため、今の須磨水族園を閉園することを決めたとのことです。新しい水族館が都心の近くにできるのはうれしいですが、なじみの須磨水族園がなくなるのは大変寂しいですね。
神戸では震災後いろいろな施設がなくなりました。神戸市で暮らした人々にとってなじみの建物や施設がなくなるのは、思い出が消えるようで大変寂しくなります。
聞くところによると、新しい水族館では入館料が須磨水族園にくらべると大変高くなるとのことです。あまり高くなると、家族で見に行くことができなくなるのではと心配になります。
今あらためて、神戸で家族と暮らしたときのことがなつかしく思い出されます。神戸の六甲の近くで暮らしていたときは、休みの日には、六甲山や、王子動物園、そして夏には須磨へ海水浴によく出かけました。
神戸では本当にいろいろな遊び場や施設があったので、休みの日は子供たちを連れて家族そろって、いろいろなところへ遊びに出かけました。神戸市民であれば無料の施設も多くて、神戸で暮らして、よかったなと思ったものです。
私が子供を連れてよく遊びに行ったところが須磨水族園でした。私たち家族のかけがえのない思い出が消えるようで、さびしくてなりません。
今の水族園を閉めて、あとに何がつくるのかわかりませんが、水族園の一部でもよいからぜひ残してほしいと考えます。
神戸市民の遊び場として水族園を残す方法はないでしょうか。
皆さん何かよい考えはありませんか。
2021.2.26.(金曜日)午後12時30分
里山 歩樹(藪野 正昭)