昨日、ひさしぶりに我が家の庭の花をながめていると、赤とピンクの大きなバラの花が風にふかれながらゆらりゆらりと咲いていました。
今年もバラが咲く季節になりました。
庭のバラは、母が植えて大事にしていた花でした。母は花を育てるのが趣味で、庭には季節季節にあわせていろいろな花を育てていました。その中でも母が一番大切にしていたのがバラの花でした。
母はバラの花を隣の家との間の垣根にそって植えていました。そのため、バラの咲く頃になると隣の家との間の垣根には赤いバラの花がたくさん咲いていました。
母はバラが咲くと毎日のように庭に出ては、バラの世話をしていました。母はよく「花は子供と同じ。大事にするときれいな花を咲かせてくれる!」と言っていました。
母はときどき大きなバラの花一輪を切りとってきて玄関の花瓶に飾っていました。我が家のバラの花は赤が多いですが、中にはピンクのバラもありました。我が家のバラの花は大きくて、花の大きさは10cm以上もありました。
そのため、隣の人はその大きさにいつも驚いていました。母はときどきその大きなバラの花をとっては近所の人にあげていました。
昨日、ひさしぶりに庭をながめていると、大きなバラが咲いているのに気づきました。赤い花とピンクの花が咲いていると、その姿を見ていると、母が元気なときにバラの世話をしていたことを思い出しました。
我が家の庭ではこれからバラの花だけでなく、チューリップの花も咲くことでしょう。花は何もしなくても、季節になるときれいな花を咲かせてくれます。
庭の花を見るのが楽しみです。
2021.5.13.(木曜日)午前7時15分
里山 歩樹(藪野 正昭)