私が暮らしている兵庫県川西市はあるのは野山と田畑ばかりの田舎でしたが、少し行けば日本一の里山と言われる有名な里山があります。
その里山は兵庫県と大阪府の境に立地していて、川西市の黒川地区では今でも里山が広がり、周辺には日本で唯一生産されている炭焼きが今も行われています。
そこでつくられている炭は「菊炭」と言われ、茶席に欠かせない炭として大切にされています。炭の周りが菊の花のように美しいので「菊炭」と言われているようです。この菊炭はかなり高価な炭で、今黒川地区に一軒だけです。
炭焼き窯で昔ながらの炭焼きをしている唯一の生産者の名前は今西さんと言い、今は親子で炭焼きを続けていらっしゃいます。「菊炭」には出力が強くて煙が少ないので、大変高い炭と技術が欠かせないと感じます。
この「一庫炭」とも言われる炭はクヌギの木でつくられています。黒川の里山には今もクヌギが植林され、そこには有名な台場クヌギもあります。この台場クヌギは黒川地区だけのクヌギとのことです。
そこではカブトムシやクワガタムシなどの昆虫がよくとれることで有名です。そのため、夏になると都会から多くの人がやってきます。
特にこの時期は一庫炭の生産が行われる時期にあり、炭焼き窯からは煙が出ているとのことです。
今日は「一庫炭」をことをブログにしました。
2022.5.16.(月曜日)午前10時
里山 歩樹(藪野 正昭)
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