ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】―冬の足音

昨日から一段と寒くなってきました。

 

今日も朝から良い天気です。窓を開けて空を見ると青い空が広がっ

ています。見えるのは真っ青な空だけです。空気が澄んでいて青い

空が美しく見えます。雲一つありません。冷たい風が吹いています。

庭の薔薇の木の葉が揺れています。空気がひんやりと冷たく感じま

す。

 

娘の話では、今日、初めて木枯らしが吹いたようです。一段と気温

が下がってきたように感じます。窓を開けると冷たい空気が入って

きて寒く感じます。影がますます長くなってきました。冬の訪れが

近いことを感じます。

 

里山が 赤く色づく 冬ちかし 歩樹」

 

秋が深くなると、子供の頃によく、里山にいったことを思い出しま

す。わが家の山に薪の材料になる木を切りだしに行きました。当時

は、燃料は薪でした。ご飯を炊くのも、風呂を沸かすのも、ストー

ブも全て薪でした。一年間に使う薪はものすごい量になります。そ

れを冬になる前に山にいって、薪の材料となる木を切って家に運び

ました。

 

木はクヌギの木が多かったです。クヌギは、切っても切り口から新

しい芽が出てきます。10年くらい待つと成長して薪にすることが

出来ました。松の木も枯れた松は切って薪にしました。当時は全て

人力でした。のこぎりで切り倒して、家まで山道を担いで帰りまし

た。重たい木が肩に食い込んで痛くて困りました。休み休み運びま

した。寒い時でも汗だくでした。

 

時々は、大きなかごに松の落ち葉を入れて帰りました。松の落ち葉

はよく燃えます。火力も強くて燃料として貴重でした。もって帰っ

た木は適応な長さにノコギリで切って、斧で割りました。私は叔父

に教えてもらいながら、よく。手伝いをしました。私はこのような

仕事が好きでした。楽しかった記憶があります。

 

薪は家の裏にあった納屋が一杯になるまで作りました。納屋が薪で

一杯になった姿を眺めて一人満足感に浸っていました。遅い秋の山

は紅葉が進んで綺麗でした。絵を描いたような赤や黄色のモザイク

模様の山々が重なり、素晴らしい風景でした。当時、飼っていた犬

も一緒に山に連れて行くと、うれしそうに山の中を駆け回っていま

した。

 

竈で炊いたご飯の味は最高でした。私は、おこげが大好きでした。

おこげでつくったおにぎりの味は忘れられません。窯の中にサツマ

イモを入れて焼き芋も作りました。薪で沸かした五右衛門風呂には

いった事も懐かしい思い出です。私は、冬が近づくといつも子供の

時に、山にいった事を思い出します。

 

昨日から急に寒くなってきました。冬の足音が聞こえてくるように

感じます。寒くなると温かいものが恋しくなりますね。熱いコーヒー

やミルクが欲しくなります。日本酒も燗が飲みたくなりますね。酒

は勿論、灘の酒です。日本酒でも燗にすると美味しい酒があります。

 

これからは日本酒が美味しい季節ですね。料理は鍋が恋しくなりま

すね。湯豆腐も美味しいですね。しゃぶしゃぶや蟹スキも美味しい

ですね。私は鍋に餅を入れて食べるのが大好きで、家では必ず,餅

を入れて食べています。

 

冬の足音を聞くと急に暖かい物が欲しくなりました。

皆さんはいかがですか。

 

2015.10.25. 里山 歩樹