ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―師走のこと

益々冷え込んできました。

 

昨夜は寒くて何度か目が覚めました。朝、目覚めると窓から陽が射

していたので、天気はよさそうなので安心しました。寒い上に天気

も悪いときが滅入ります。太陽の日差しを見ると気分も明るくなり

ます。窓を開けて空を見上げると快晴で、青い空がどこまでも広が

っています。雲一つありません。緩やかな風が吹いていました。

 

穏やかな冬の陽だまりにいると。気持ちよくなってきます。今日は

洗濯物もよく乾くでしょう。しかし、新聞で天気予報を見ると夜か

ら雨になるようです。天気の良い日は長く続きません。これから寒

くなってくると雨が雪に変わるかも知れませんね。雪は嫌ですね。

雨が降ると、外に出られなくなります。

 

新聞の記事を読んでいると、12月に入ってから急に年末年始の行

事の記事が増えたように感じます。なんでそんなに急ぐのですかね。

何かせかされているようで嫌ですね。もっと、時間が流れるのをゆっ

くりと楽しみたいですね。12月は師走と言われますが、私はこの

言い方が嫌いでした。何か追われるように感じて、落ち着きません。

 

私は、現役時代から12月が最も嫌な月でした。12月になると、

なぜかいつもイライラしていたように思います。一年間の仕事を振

り返って、上手くいかなかった事を思い出したり、反省する事が多

かったりしてイライラしていました。そして、まだ残された課題が

多いのに溜息をついていました。年内に、あれもしなければならな

い、これもしなければならないと、気ばっかり焦ってイライラして

いました。

 

仕事以外でもやることが沢山ありました。忘年会や夜の仕事も、毎

日入ってきました。帰宅するのは毎日深夜でした。今年、やり残し

た仕事の整理の上に、新年の仕事の準備もしなければなりませんで

した。12月は毎日、バタバタとしていました。目が回るような忙

しさでした。仕事に追われると言うより時間に追われていました。

 

締め切りに追われているような感じで、ストレスが溜まりました。

仕事納めの日まで、何とかしなければと必死でした。今考えると、

年末になっても、問題ないのに、年内に目途をつけておこうと、一

人で焦っていました。

 

年末になると事務所の大掃除もしなければなりませんでした。同僚

は早くに掃除を済ませて悠然としているのに、私は仕事納めの日ま

でバタバタしていました。年末のゴミ出しにも間に合わない事があ

りました。家に帰っても、年賀状を書かなくてはなりません。毎年、

深夜になって、こたつに入って書いていました。

 

年末に自宅の大掃除は私の仕事でした。年一回、家の全ての電球を

切り替えていました。結構、大変でした。家の網戸も全て外して水

洗いをしていました。ガラス窓も全て綺麗に拭きました。寒い中で

の作業は大変でした。寒くて震えながらやっていました。全て終わ

るのに丸一日かかりました。

 

別に年末の寒い時期にしなくてもいいのですが、私にとっては年末

の恒例の行事でした。しないと気になって仕方がありませんでした。

家の大掃除が終われば、ほっとしました。新しい電球になって、部

屋が明るくなりました。窓からも外の景色がよく見えるように感じ

ました。綺麗になった窓を眺めて一人で喜んでいました。

 

達成感がありました。お袋も大変喜んでくれました。これで、お正

月を迎えることができると思うとほっとしました。家の大掃除がそ

の年の私の最後の仕事でした。

 

私の仕事納めでした。

その夜のお酒は美味しかったように記憶します。

 

2015.12.2. 里山 歩樹