ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―冬の遊びの思い出

今日は青い空が広がって、良い天気になりました。

 

朝、起きて窓の方を見ると、朝焼けのオレンジの光が差していまし

た。明るいオレンジ色の朝焼けの光を見るのは久しぶりです。こん

な日は、晴れていますが、冷え込んできます。空気が乾燥していま

す。鼻が乾いて、ムズムズします。くしゃみが止みません。私の持

病です。冬の間は部屋の中でもマスクをして過ごしています。困っ

たものです。薬を飲んでも効きません。我慢するしかありません。

寒くなると乾燥するので、体が痒くなって困ります。

 

今年も、残すところ僅かになりました。一年が過ぎるのが早いです

ね。寒いや暑いと文句を言っている間に一年が過ぎて行きます。光

陰矢の如しと、言いますが、時間が過ぎて行くのが、年々、早く感

じます。それだけ歳を取ったという事でしょうか。嫌になりますね。

学校ではもうすぐ冬休みになりますね。でも、冬休みは短いので、

あっと言う間に終わりました。私はそれが不満でなりませんでした。

 

寒い時は、学校では校庭でおしくら饅頭をして遊んだ事をよく覚え

ています。寒い冬でもおしくら饅頭をすると楽しくて、汗をかきま

した。休憩の時間には広い校庭を何周も走って回りました。白い息

を吐きながら汗だくになって走っていました。寒風が吹く中を走る

のが楽しくてたまりませんでした。

 

今、考えると、何のために走ったのかよくわかりません。楽しくて、

笑いながら走っていました。友達もみな楽しそうに笑いながら走っ

ていたように記憶します。今思うと、その時期はエネルギ―が溢れ

ていたように思います。すること全てが楽しくてなりませんでした。

寒い冬にシャツ一枚でなって走っている友達もいました。

 

冬休みには、よく、凧揚げをして遊びました。冬は強い北風が吹く

ので凧はよく上がりました。電線や障害物のない広場や田圃に行っ

て凧揚げを楽しみました。冬は空気が乾燥して、風があるので、凧

は、風に乗ってどんどん高く上がっていきます。大きな凧が小さく

見えるまで、高く舞い上がっていきます。長く巻いた凧糸も足らな

くなりました。

 

それでも凧は風に乗ってさらに遠くまで上がろうとします。ものす

ごい力で上がって行こうとします。凧糸を握っている手がちぎれそ

うになりました。私は手袋を履いていたので助かりました。私は力

任せに凧糸を引っ張りました。すると、突然、「プチ」という音が

聞こえました。凧糸が切れた音でした。凧の方を見上げると凧はク

ルクルと舞いながら山の方に飛んで行きました。

 

私はぼう然と眺めていました。凧は、どんどん、上がって行きます。

そのうちに見えなくなりました。おそらく、何百メートルまで高く

上っていたことでしょう。私は凧を失いましたが満足でした。凧は

自分で組み立てました。凧は長い尾をつける程よく飛びました。竹

ひごで凧を組み立てるのも楽しい思い出です。凧にもいろいろな形

の凧がありましたが、私はやっこ凧が好きでした。

 

そう言えば、最近は凧揚げをしている風景を見たことがありません

ね。私の子供の頃は北風がよく吹くときは、あちこちで、凧揚げを

していました。冬の風物詩でした。凧揚げをするためには広い場所

が必要です。電線や建物があると出来ません。昔は近くに広い原っ

ぱや田圃がありました。何も心配することなく凧揚げを楽しむ事が

出来ました。

 

広い原っぱや田圃の中で凧を挙げながら走るのは気持ちが良かった

ですね。凧をあげて楽しんでいると時間が過ぎるのを忘れます。気

がつけば薄暗くなっていました。西の方を見ると陽が沈むところで

した。急に気温が下がってきました。凧揚げはまた明日のお楽しみ

です。

 

冬の遊びとしてはコマ回しも面白かったですね。私はコマ回しが得

意でした。掌の上でコマを回すのが得意でした。いろいろなコマを

集めていました。正月にはコマ回しをして遊ぶのが当たり前でした。

コマ回しと羽根突きは正月の遊びでした。正月の風物詩でした。

 

お正月の遊びとして思い出すのに紙風船がありますね。赤や青の模

様の綺麗な紙風船を膨らまして遊びました。優雅な遊びでした。最

近は、季節感を感じさせる遊びが少なくなりました。

 

寂しいですね。

また、昔の遊びを復活させたいですね。

 

2015.12.7. 里山 歩樹