ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】―東北大震災5年に思う

今日も寒い日になりました。

 

朝、目が覚めると、久しぶりに朝焼けの天気です。オレンジ色の光

が窓からさしています。部屋の中は朝焼けで明るく見えます。しか

し、朝焼けの日は気温が急に下がります。念のため、部屋の温度計

を確かめると5度です。昨日よりさらに下がっています。真冬の寒

さです。

 

新聞の天気予報を読むと今日は冬型の寒気が流れ込み北部では雪や

雨になるようです。今日は家の中で座っていても寒く感じます。寒

の戻りです。朝からストーブをつけっ放しにしています。朝は青空

が見えていましたが、午後からは雲が広がり、薄暗い日になりまし

た。

 

午後からさらに気温が下がってきました。窓から外を眺めても寒そ

うな冬景色です。今日は、真冬の寒さになりました。この寒さで膨

らみ始めた桜の開花も遅くなるでしょう。春は一足飛びにはやって

きませんね。急がずにのんびりと待ちましょう。

 

今日3月11日は東北大地震5年目に当たります。もう5年、まだ

5年、21年前に阪神淡路大震災を経験した私としては、どうして

も21年前の事を思い出して、何とも言えない辛い気持ちになりま

す。今日の各紙の朝刊は、当然のことながら東北大震災の特集です。

私は神戸の大震災のときの事を思い出しながら詳しく読みました。

 

読んでいて一番に感じた事は東北の復興が神戸の時と比べると余り

にも遅い事に驚きました。未だに避難者が17万人以上に上り、仮

設住宅に5万人以上が暮らしておられる。神戸の時は5年目には仮

設住宅はなくなりました。それだけ東北の被害は大きく深刻だと言

う事ですね。

 

今日の新聞を読んでいて感じたことは「神戸の時と同じだ」という

事です。被災地と中央や他の地域との温度差が気になりました。被

災地の事がどんどん風化して、忘れ去られていく悔しさを、私は神

戸の大震災で味わいました。

 

神戸の大震災では、直後に東京でサリン事件が発生して、世間の関

心はサリン事件に移ってしまい、大震災の話題は急に薄れていきま

した。今日の新聞を読んで、東北では、まだまだ震災の傷跡が癒え

ていないのに、中央では選挙や東京のオリンピック等の他の事に感

心が移ってしまっているように感じます。

 

特に東北と中央の国や政治家との温度差を強く感じました。このこ

とは神戸の時と全く変わっていないと感じて残念でなりません。日

本の国民は忘れやすいと思います。しかし、東北の復興はこれから

が正念場です。世界が注目しています。日本の政治や国の本当の力

が問われています。

 

東北の復興なくして,日本の発展はないと言った人は誰ですか。東

京オリンピックで東北の復興を世界にアピールすると言ったのは誰

ですか。言った事は守りましょう。それが本当の政治です。

 

私は神戸の大震災の事を思い出すと東北の事が自分の事のように気

になります。長男も長らく東北大學で学び、研究所に勤めていまし

た。自然と、東北を応援したくなります。私は現役の時に仙台にいっ

て東北のファンになりました。

 

頑張ろう!東北。

 

皆さん、風化させる事なく、東北を今後も息長く応援しましょう!

 

2016.3.11. 里山 歩樹