ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「千両の赤い実」

冬本番です。

今年もあと残すところわずかとなりました。わが家の庭では、千両が実をいっぱいにつけています。

 

千両は母が好きで、庭にたくさん植えて大事に育ててきました。千両の赤い花には、小鳥が実を食べに来ます。特にヒヨドリが、赤い実を目当てにやってきて、赤い実を片っ端から食べますので母がよく嘆いていました。

 

そこで、母は、千両の木には必ず黒いネットをかけて小鳥が実を食べないようにしました。私がときどき庭に出て、千両の実を見ていると、よくネットをかけといてと言っていました。

 

我が家には、千両の木とともに、万両の木も植えてあります。どちらも母が植えたものです。

 

私は、千両の木と万両の木の違いがわからないので、母に聞くと、葉の上についているか下についているかで千両か万両か見分けると言っていました。葉の上にあるのが千両か葉の下にあるのが万両かわかりませんが、私は千両の植木のどこがよいのかよくわかりませんでした。 

 

私が近くの園芸店に行って、千両の木を見ると、一本の小さな千両の植木に、千円もの値段がついているのを見て、その値段の高さに驚いたことがあります。

 

わが家の庭にはたくさんの千両の木があるので、それを全部売ったら相当の価格になるなと、勝手に計算したことがありました。

 

母は庭から千両の木を取ってきては、真っ赤な実のついた千両を家の中の小さな花瓶によく飾っていました。千両の赤い実が家の中にあると、家が明るくなったように感じました。

 

我が家には、千両、万両の木の他にも、赤い実をたわわにつける植木が庭の四隅に植えてあります。南天の木です。

 

南天の赤い実は、千両の実より一回り大きくて、南天の木いっぱいに実をつけて、南天がその重さで頭を下げています。玄関に出ると、その南天の姿が目に入ります。

 

 赤い実がたわわになっているのを見ると。なぜか元気が出てくるように思います。

千両や南天の赤い実を見ると、今年も正月だなと思いますね。

 

2019.12.21.(土曜日)午後3時25分

里山 歩樹(藪野 正昭)