ひょうご☆ふるさと~風だより。

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里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】―今日のリハビリ日誌

今日も曇り空。

 

梅雨空だ。玄関を開けると雨がパラパラしている。今にも雨が降っ

てきそうだ。少し、肌寒く感じる。風が強い。昨夜は激しい雨だっ

た。「ザーザー」という音が部屋の中まで聞こえてきた。本格的な

梅雨の季節だ。庭の植木が雨でしっとりと濡れている。アジサイ

雨に濡れて一段と色が鮮やかだ。赤紫の色に変わっている。庭の

木々や草花は雨を喜んでいるであろう。イキイキとしているように

見える。

 

今日はリハビリの日だ。タクシーで雨の降らないうちに病院に行く。

タクシーの窓から街路樹や里山の様子を眺めると、樹木が成長して

緑の葉がうっそうと茂っている。雨に濡れて緑の色を一段と濃くし

ている。イキイキとしているように見える。

 

特に里山の木々が成長して青々と茂っており、里山が濃い緑で盛り

上がっているように見える。青々と茂る山の景色を眺めると、心が

癒される。昨夜の雨で里山の樹木の緑が一層鮮やかに見える。雨に

しっとりと濡れた木々の緑が美しい。木々の緑を眺めると気分がリ

ラックスできる。

 

病院ではマッサージの後、雨が降らないうちに外の散歩に出かけた。

病院から出るとすでに、雨がパラパラしている。今のうちに行ける

ところまで行って早めに帰る事にする。今日はカラスの鳴き声が賑

やかに聞こえてきた。病院の傍にある溝を流れる水の音が「ゴー。

ゴー」と聞えてくる。山でも昨夜は烈しい雨が降ったようだ。道路

が濡れているので滑らないかと緊張する。

 

田圃に行くと苗がまた少し大きくなって整然と並んでいる。苗にとっ

ては、雨は歓迎だろう。いつ眺めても田圃が重なっている棚田の景

色は美しい。ふるさとの穏やかな風景に見入ってしまう。本当に美

しい風景だ。癒される。心が洗われるようだ。美しい水田を眺めて

いると、雨がぽつぽつと降ってきた。仕方なく、病院に引き返す事

にする。

 

久しぶりに二階のリハビリ室に行って手のリハビリをすることにし

た。手のリハビリは久しぶりだ。ベッドの上に仰向けになって手の

リハビリをする。左の肘を伸ばすリハビリをするととても痛い。思

わず「痛い、痛い!」と叫ぶ。しばらく手のリハビリをしなかった

ので筋肉が固くなっているようだ。先生も「固くなっていますね」

と言われる。

 

体は正直だ。最近は歩くリハビリに専念していたので手のリハビリ

がおろそかになっていた。左手の指を伸ばすリハビリも痛くてたま

らない。痛くても我慢してリハビリを続けると少し筋肉も曲がるよ

うになってきた。筋肉は使わないと固くなってしまう事がよく分かっ

た。それにしても痛かった。久しぶりに味わう痛さだ。痛くて涙が

出そうになった。

 

二階のリハビリ室からは近くの里山が良く見える。開けた窓から涼

しい風が入ってくる。ベランダには患者さんのために植えた色鮮や

かな花が奇麗だ。里山の木々がうっそうと茂って緑が見事だ。里山

の木々が育って大きくなったように見える。見るたびに姿と色を変

えていく。美しさを増していくようだ。

 

里山のイキイキとした深緑の姿を眺めていると手のリハビリの痛さ

も忘れてしまう。ベランダでは朝顔が咲いていた。今年初めて見る

朝顔だ。もう夏だと感じる。茄子やキュウリの苗も植えてある。夏

の風物詩だ。

 

これから暑い夏がやってくる。梅雨もそのうち終わる。今のうちに

梅雨を楽しんでおこう。鬱陶しい梅雨も日本の季節の一つだ。梅雨

があるから四季がある。血圧は上が109、下が67。正常だ。久

しぶりの手のリハビリはとても痛かったが充実したリハビリの日で

あった。

 

幸い家に着くまでは雨が降らなかった。

ラッキーでした。

 

2015.6.18. 里山 歩樹