ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―夏の旅行の思い出

暑いですね。

 

外を見るとかんかん照り。日射しがきつくて、目が痛いくらいだ。

このところ、梅雨も一休み。真夏日が続いている。昨夜も暑かった。

寝ていても汗だくだ。クーラーがないと眠れない。今日の北海道の

気温は36度まで上がったとのこと。体温と同じ温度だ。ビックリ

する。異常気象だ。北の国の北海道の気温が36度。笑ってしまう。

 

北海道と言えば夏も涼しくて日本の避暑地の代表だ。夏になると涼

しい北海道に旅行に行くのが楽しみであった。私も、大学生の時に、

友達と北海道旅行に行ったことがある。10日間ぐらいかけて、北

海道を一周した。大きなリュックサックを背負っての貧乏旅行だっ

た。当時はカニ族と言われていた。蟹のように大きな荷物を背負っ

て歩いていたからだ。

 

周遊券を利用して鈍行列車で乗り継いで旅行をした。宿泊はほとん

どが列車の中か駅の構内だった。何しろ予算が限られている。旅館

やホテルに泊まる費用がない。国民宿舎ユースホステルに泊まる

のがやっとだった。野宿した事もある。北海道の夜は寒かった。皆、

大きな荷物を背負って歩いたので汗だくだ。近くの銭湯を探して風

呂に入って、汗で汚れたシャツなどを洗濯した。

 

昼の食事は北海道の牛乳とじゃが芋のバター焼きだった。腹ペコな

ので美味しかった。知床から利尻島に船で渡った。台風で海が荒れ

て船酔いに苦しんだ。利尻島では綺麗な花が一面に咲いた景色を見

て感動した。花の名前は覚えていないが島全体が花園のようで見事

な景色だった。船酔いに苦しみながら島に渡ってよかったと思った。

 

知床では、船にのって魚釣りに出かけた。リールを使って海で魚を

釣るのは初めだった。イカの切り身を針につけて糸を海底まで垂ら

すとすぐに強い引きがくる。リールを巻いて引き上げるとメバル

数匹釣れている。立派なメバルだ。すぐに、また、針に餌をつけて

海に投げるとすぐにまた釣れる。今度も大きなメバルが数匹釣れた。

 

あまりにも簡単に釣れるので感動がない。釣れたメバルは大きなも

のだけをユースホステルに持って帰って夕食に出してもらう事にす

る。小さなメバルは海に帰すとカゴメが食べに来ていた。小さなボー

トに乗っての海釣りはよく揺れて困った。私は船には弱い。今も変

わらない。知床の海の豊かさには感激した。魚の宝庫だ。

 

北海道の旅行で特に記憶に残っているのは、大雪山に登ったことだ。

麓からロープウエイで山頂近くまで行くことが出来る。山頂に行く

と白い雪が夏でも残っている。ほとんど樹木がない。山一面に綺麗

高山植物が咲いて入る。その高山植物と残雪のコントラストが美

しい。絵に描いたような風景に見とれる。

 

暫く、大雪山の壮大は景色に見入っていると、足元に何か動くもの

がいる。よく見るとシマリスだった。可愛いリスだ。全く人を恐れ

ないで近くに寄ってくる。大雪山の自然の豊かさ、雄大さには、本

当に感激した。暑い夏の季節だが大雪山の上は別世界だった。心身

が洗われるように感じた。北海道の雄大さを実感した。

 

登別温泉ではクマ牧場を見学に行った。泊まるところがなかったの

で、幼稚園の教室に泊めてもらった。網走では駅の構内に泊めても

らった。朝、目が覚めたら、通勤の人が一杯でびっくりした。青函

連絡船に乗って北海道を離れるときは、なぜか涙が出てきた。岸に

向かって大きく手をふった。カモメが追いかけてきた。楽しい、夏

の北海道旅行だった。

 

若かったころの遠い、遠い、昔の思い出だ。青春の懐かしい思い出

だ。北海道には夏、冬、と何度も行ったが、学生時代に友達と行っ

た貧乏旅行が一番記憶に残っている。また、いつか、家族と一緒に

北海道に行きましょう。楽しみだ。

 

そして、大雪山に登りましょう。

登別温泉にも入りましょう。

 

2015.7.12. 里山 歩樹