ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―夏の高校野球

蒸し暑いですね。

 

ムシムシして、座っていても汗が滲んできます。風がありません。

うちわをバタバタ、仰いで「暑い暑い」と文句ばっかりいっていま

す。文句を言えば言う程、ますます暑く感じます。困ったものです。

 

新聞を見ていると熱中症になる人が増えているようだ。昨日からの

暑さは今年一番だ。あまりに暑いので冷房の温度を下げて夜通しつ

けていた。それでも汗が一杯だ。何度か起きては水分を補給した。

眠りが浅いのか寝不足気味だ。体が重くて、どことなく、だるしん

どい。食欲も少なくなる。よく冷えたスイカが美味しい。夏はスイ

カが一番だ。

 

ところで、暑い夏の風物詩と言えば高校野球ですね。高校野球の兵

庫県大会が今日から始まった。夏の全国高校野球は1915年に始

まって、今年でちょうど100年になるようだ。今年の兵庫県大会

には162校が出場する。夏の甲子園大会に出場できるのは勝ち残

った1校だけだ。猛暑の中で、過酷な戦いがこれから始まる。暑い

暑いと言っておれない。猛暑との戦いだ。

 

私の知人に高校野球ファンの人がいる。プロ野球は関心がないよう

だが、高校野球が始まると仕事を休んで甲子園に必ず出かけていた。

外野席で観戦するのでよく日に焼けていた。暑い日差しの下で繰り

広げられる、高校生の真剣なプレーや応援団の応援合戦がたまらな

いらしい。独特の雰囲気があり、勝敗を抜きにして感動する。一度

その感動を味わうと忘れられなくなるようだ。

 

私も、一度、夏の甲子園に家内と娘夫婦と一緒に行った事がある。

三塁側の外野席。外野席は無料だ。大勢の人が観戦している。外野

席は天井がない。太陽に強い光をまともに受けて暑い。帽子とタオ

ルを被って観戦する。この暑い中でプレーする選手は大変だと実感

する。甲子園名物のかち氷を買って口に含む。

 

生ビール売りも来るが飲んでいるとすぐにぬるくなってしまう。日

射しが強くて、頭がくらくらしてきた。私は堪らなくなって、スタ

ンドの下に避難した。それでも暫くは頭がくらくらしていた。軽い

熱射病になったようだ。甲子園のグランドの芝生の緑が綺麗だった

ことを鮮明に覚えている。

 

ボールを打った乾いた音が「カキーン」とグランドになり響いた。

三塁側と一塁側の応援合戦も楽しい。プレーする選手も応援する学

生も必死だ。暑いなんて言っていられない。知人が高校野球ファン

となったのがよく分かった。私は、暑いので、選手には悪いとは思

いながらも、焼きそばやホットドックを食べながらビールを何杯も

飲んだ。それでも暑くて困った記憶が強烈に残っている。

 

夏の甲子園は暑さと戦いだと思った。甲子園の暑さは異常だ。選手

が倒れないか心配になる。試合が終わっても、応援団はお互いの健

闘をたたあって、爽やかだ。これが高校野球だと思った。気持ちの

よい終わり方で、また来ようと思う。試合が終わってもみんな、記

念品を買いに売店に殺到していた。私も店に入ったが人、人で身動

きができない程だ。みんな、甲子園球場に来た記念品を買って帰る

のが嬉しそうだった。

 

私も甲子園野球のペナントとタオルを記念品として買って帰った。

暑い夏の甲子園高校野球の思い出だ。本当に、暑かった。夏になる

と今でも暑い甲子園を思い出す。でも、家内と娘夫婦と初めて行っ

た楽しい思い出だ。また、あの暑い外野席に行って応援をしたいも

のだ。

 

そして、甲子園名物のかち氷を食べたいものだ。

いずれ、また、みんなで行きましょう。

 

2015.7.11. 里山 歩樹