今日の朝刊を見ても、コロナの感染者がどんどん増えています。
学校一斉休校から一週間になるのに、感染者は増え続けています。学校一斉休校やイベントなどの行事自粛で、経済にも、大きな影響を与えています。
コロナリスクは一向に収まらず、ますます大きくなるばかりです。政府のこれまでの対策を見ていると、おそまつとしかいいようがありませんね。後追い後追いで、慌てふためいて対処療法を講じているようです。
その例が、いまだに国民の間には、マスクとトイレットペーパー不足で困っている人が多いことです。
政府はマスクは増産しており、トイレットペーパーは在庫が山ほどあるので、心配ないと言っているようですが、国民は政府の言うことをまったく信用していないようです。
いまだにマスクを求めて、スーパーや医薬店には大勢の人が詰めかけているようです。私は、これまでのコロナリスクを見ていて、政府の対応に大きな危機感を感じます。
国民が心配しているマスクやトイレットペーパーが、十分に国民に渡るようにできない政府とは、いったいどんな国になってしまったのでしょうかね。
国民の今一番困っていることに、すぐに対応するのが政府と政治家の役割だと思います。
マスクやトイレットペーパーでさえ満足に国民に配ることができない政府は、経済大国の政府とは言えませんね。近代国家とは言えないと考えます。
それと、何よりも大きな問題は、検査体制がまったく不充分なことです。日本の医療は、先進国の中でも、最も進んでいると言われていましたが、それも間違いだったようです。
韓国やアメリカでは、いつでも国民が検査を受けることができる体制が整っているのに対し、日本では検査を受けようと思っても行政の手続きが複雑ですぐに検査を受けることができません。
安倍総理は、記者会見で、国民はどこでも民間の医院で検査が受けられるようにすると、言っていましたが、それは間違いだったようです。
国民が自分で検査を受けに行っても、検査を受けられない国とは、いったいどんな国ですかね。マスクにしても、トイレットペーパーのことにしても、検査体制のことも、あまりにも、おそまつです。
対応があまりにも遅すぎます。コロナ問題が発生してから、もう長期間が経っていますが、いまだに満足な検査体制が整備されていないとは、どういうことですかね。
国はいったい今まで何をしていたのかと怒りたくなります。あまりにも、遅すぎますね。
政府や政治家は、国民が一番困っていることに、ひとつひとつ対応していくのが役割ですよね。立派なスローガンやアピールは必要ありません。国民ひとりひとりの要請に応えていくのが政府です。
今の政府を見ていると、きれいなスローガンや言葉ばかりですが、実態が伴っていません。今の政府はマスクやトイレットペーパーひとつ、国民に必要な分だけ届けることができないほど情けない国になりました。
私は、今の事態を見ていると、本当に怖いのはコロナウイルスではなく、政府が壊れていることです。
政府と政治家の劣化こそが、一番の問題であるように感じます。いつから日本はこんな情けない国になったのでしょうかね。
必要とする充実した検査体制もなく、マスクやトイレットペーパーまでも、充分に国民に行きわたるようにできない国は、近代国家とは言えません。
日本の国は、いったいいつからこんな情けない国になったのでしょうか。私は、コロナウイルスより、国家のすみずみにまで行きわたった危機感や緊張感のなさが気になります。
日本の国の劣化がいつのまにか進んでいます。日本の国が根底から腐っていますね。日本の国はいったいどうなっていくのでしょうか。
私は今回のコロナ問題で、日本という国の危うさを見たような気がします。
国民の皆様はどのようにお考えですか。
日本はいったいどこに行くのでしょうか。
心配ですね。
2020.3.8.(日曜日)午後12時50分
里山歩樹 (藪野 正昭)