ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【日常通信】―夏の盆踊りの思い出

暑い!暑い!

 

暑くてたまりません。強い日射しが家の中まで入ってきます。台所

のテーブルに太陽が当たって熱くなっています。冷蔵庫から出した

冷えた麦茶もすぐに温かくなってしまいます。時々、窓から風が入っ

てきますが、温かい風です。汗が吹きだしてくるので、冷たい飲み

物ばかり飲んでいます。いくら飲んでも咽喉が乾きます。

 

隣の家の屋根に太陽が当たって、その光が反射して、眩しくて、な

おさら暑く感じます。屋根の瓦が太陽の強い光を浴びて、ジリジリ

と焼けているように感じます。その暑い風が窓から入ってきます。

クーラーと扇風機をつけていますが、暑くてたまりません。

 

昨夜はあまりに暑いので、アイスノンを枕にして休みました。アイ

スノンで頭が冷やされて、御蔭でよく寝ることが出来ました。凍ら

せていたアイスノンも数時間すると氷が解けていました。汗だくで

寝ていました。毎日シャワーに入っていても汗だくです。着替えも

大変です。夏本番です。暑くて食欲もありません。冷たいものばか

り飲んでいます。お腹がタブタブです。

 

各地では、盆踊りが盛んなようですね。私も子供の頃の盆踊りの思

い出があります。毎年、盆近くになると、近くの広場では櫓を組ん

で、提灯などの飾りをして、盆踊りをしました。村の人が夕方にな

ると、浴衣を着て集まってきました。私は、母が縫ってくれた浴衣

を着て出かけました。

 

櫓の上では大きな太鼓をたたきます。もう1人が歌を歌います。太

鼓と歌に合わせて村の人が櫓のまわりを回って踊りました。私は、

初めは恥ずかしくて遠くから眺めていましたが、皆に進められて、

輪に入って、前の人の踊りを真似て踊りました。恥ずかしさで一杯

でした。

 

汗をかきながら一緒懸命に踊りました。暫くすると慣れて来て踊る

のが楽しくなってきました。浴衣を着て、手には団扇を持って踊り

ました。昼間は暑かったですが、夕方になると涼しい風が吹いてき

ます。

 

子どもの頃は、真夏の暑い日でも夜になると涼しくなって、夜、窓

を開けて寝ていると、よく寝冷えをして、風邪を引いたものです。

夜は、過ごし易かった記憶があります。普段はお転婆の女の子が浴

衣を着て、盆踊りをしている姿をみて見とれていました。

 

盆踊りの会場では、金魚すくいやヨーヨー釣りなどもあり楽しく過

ごしました。綿菓子や焼きそば、ラムネやミカン水などもありまし

た。盆踊りの日は、広場で花火をしたりして、友だちと夜遅くまで

遊びました。みんな、楽しそうでした。浴衣を着て下駄を鳴らして

歩くのがうれしかった記憶があります。

 

皆、日焼けして、黒くなっていました。急に大きくなったように感

じました。「月が出た、出た。」という歌声と太鼓の音が夜遅くま

で聞こえてきました。村の人は皆集まってきました。村挙げての夏

の楽しいイベントです。盆踊りが終わってから、家に帰って、風呂

に入って汗を流しました。夕食はそれからです。

 

ご馳走はなくても、薪で炊いたご飯と、畑で採ってきた夏野菜のお

漬物が美味しかったです。特に、私は、薪で炊いたご飯のおこげが

大好きでした。何杯も何杯もお代わりをして母を驚かせました。今

も、あの時のおこげの味を思い出します。本当に、美味しかった。

茄子やキュウリのお漬物も美味しかった。新鮮な野菜は、そのまま

食べても美味しく感じました。

 

小さな食卓に座って、家族揃っていろいろ話しながらの食事は最高

でした。田舎のゆったりとした楽しい時間が流れていきました。本

当に楽しい時間でした。ふるさとの夏の盆踊りの時の懐かしい思い

出です。もう一度あのころのように浴衣を着て盆踊りに行きたいで

すね。

 

涼しくて気持ち良かったですよ。

あー、懐かしいなー。

 

2015.8.2. 里山 歩樹