ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―丁稚羊羹の味

今日も寒い日です。

 

厚い雲が広がって陽が差してきません。空気が冷たくて渇いていま

す。外を見ると典型的な冬空です。風が冷たく感じます。日中でも

薄暗くて気が滅入ります。暗いと余計に寒く感じます。窓を開けて

いると冷たい風が部屋の中にきました。空気が冷たくて震えました。

空は灰色の冬の空です。周囲の景色も色彩のない灰色の冬模様です。

寒々としています。

 

庭を眺めても薄暗くて庭の植木が影絵のように見えます。山茶花

花も散ってしまいました。椿のピンクの花だけが頑張って大きな花

をつけています。花を見るとほっとします。1月のはや半ばです。

これからが冬本番ですね。これからまだまだ寒くなります。そのう

ちに雪も降るでしょう。

 

雪が降ると滑るので外に出て歩く事が出来なくなります。散歩が出

来なくなるので困ります。雪の降る日は底冷えがして家の中にいて

も寒くて震えます。子供の時は雪が降ると楽しかった記憶がありま

すが、年を取ると雪は嫌ですね。昔、雪の日に出かけて滑って怪我

をした苦い経験があるので雪と聞くと怖くなります。

 

ところで先日珍しい物を食べました。能勢名物の丁稚羊羹です。丁

稚羊羹は冬限定の羊羹です。私の大好きな食べものです。私は羊羹

が好きですが、中でも丁稚羊羹が一番好きです。家内が先日、買っ

てきてくれました。小豆汁を能勢の寒天で凍らせた素朴な味がしま

す。能勢の冬の味覚です。日持ちしないので寒い冬しか作りません。

 

私は丁稚羊羹を食べると冬が来たと思います。子供の頃は冬の甘い

食べ物といえば、丁稚羊羹しかありませんでした。久し振りに食べ

た丁稚羊羹は美味しかったですね。故郷の懐かしい味がしました。

丁稚羊羹は子供の時に亡き母が家でもよく作ってくれた思い出があ

ります。久しぶりに食べた能勢の丁稚羊羹は故郷の懐かしい味がし

ました。懐かしい母の味を思い出しました。

 

家内に感謝です。

ありがとう。

 

「故郷の羊羹を食べる 冬の味 歩樹」

 

2016.1.13. 里山 歩樹

 

里山 歩樹