ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【神戸通信】―神戸港は春の外国客船の入港シーズンになりました

今日も暖かい春の日になりました。

 

部屋の温度計を見ると17度です。もう4月並みの暖かさです。ス

トーブも必要ありません。急に暖かくなったので、体がついていけ

なくて、何となくダルく感じます。北海道では大雪のようですが、

その他の地域では春本番の陽気になったようです。太陽の日差しが

強いので、外を歩くと暑く感じるようです。家の中より外の方が温

かいようです。家族が外出から帰ってくると、外では皆、コートを

脱いでいたと言っていました。

 

今日は啓蟄です。虫が冬眠から覚めて動き出す時期です。早春のこ

の時期に、子ども達を連れて、近くの畑に遊びに行くと、てんとう

虫が菜の花や雑草にたくさんいた事を思い出します。畑の石や枯葉

を取ると、その下からてんとう虫がぞろぞろ出てきて驚きました。

 

息子は大はしゃぎで、てんとう虫を捕まえていました。家内はあま

りにも多くのてんとう虫にビックリしていました。その時に、てん

とう虫にもいろいろな種類がある事を知りました。黄色い色のてん

とう虫や赤い色のてんとう虫。星の数もまちまちでした。

 

これからは、田圃や野原では色々な虫や小動物が長い冬眠から目が

覚めて動き出します。カエルや蛇も出てきます。小川では水が緩む

とメダカ等の小さな魚も動き始めます。子供の頃は、春の小川にメ

ダカをよく採りに行きました。小川の水が大変冷たく感じました。

冷たい水の中を小さなメダカが群れて泳いでいました。メダカは綺

麗で、キラキラと光っているように見えました。私はメダカの泳ぐ

姿を見て、春を実感しました。

 

先日のブログで、ツバメの鳴き声を聞いたと書きましたが、今日の

神戸新聞の読者からの報告コーナーで3月2日にツバメを見たとの

報告が載っていました。やはり、あの鳴き声はツバメでした。神戸

にもツバメがやってきていました。もう、春です。

 

春になると神戸港には豪華外国客船が入港します。早速、4日の日

に米国の会社が運航する豪華客船が入港したと地元紙が伝えていま

す。全室スイート仕様の豪華船です。総トン数は4万トンを超えま

す。神戸港は最盛期には、世界から多くの客船が入港して賑わって

いました。外国船が入港すると神戸の街には外国の船員や観光客が

歩いている姿がよく見る事が出来ました。正に国際色豊かな港町で

した。

 

しかし、その後航空機の時代になって次第に客の入港は減少しまし

た。大震災の後は1年に2隻まで減ったこともあります。その後、

訪日観光客の増加などにより次第に回復して。この2年は入港数の

記録を塗りかえているようです。今年も、6月までに昨年を上回る

20隻以上の寄港が予定されています。

 

昨年2015年は過去最高の42隻の入港がありましたが、今年は

昨年の記録を上回る勢いのようです。神戸港は長く低迷してきまし

たが、神戸港も冬の時代を乗り終えて、やっと、春がやってきたよ

うです。来年は神戸港開港150年の記念行事が予定されています。

これを機会に、神戸港が世界の中の国際港としてかつての賑わいを

取り戻す事を心から期待したいと思います。

 

神戸経済の活性化の鍵は神戸港の活性化にあると思います。神戸の

街は神戸港の開港と共に発展してきました。神戸港は神戸の街の発

展の原点・源であったと言えます。外国客船の誘致にさらに取り組

んで、神戸港をアジア最大の外国旅客船の発着・寄港地として世界

にアピールしていってもらいたいものです。その為のインフラの整

備を急いでほしいですね。

 

神戸港はかつて、アジアは勿論、世界を代表する国際港でした。国

際港湾としてノウハウと文化があります。世界は、グローバル化

急速な進展により、世界はこれまで経験した事のない大交流時代、

大観光時代に入ります。世界的に経済が発展して、世界の人が旅行

を楽しみ、観光を求めるようになります。航空機の重要は元論です

が、世界のクルージング旅行の需要も飛躍的に伸びるでしょう。

 

神戸港にとっては、大きなチャンス到来です。またとない絶好のチャ

ンスです。このチャンスを逃すべきではありません。何回も言いま

すが、神戸港には世界を代表する国際港湾として歴史とノウハウが

あります。来年の神戸港開港を第2の開港として、世界のクルージ

ング国際港としての環境整備とPR活動に兵庫・神戸の官民の力を

結集して取り組んでもらいたいと考えます。

 

神戸経済飛躍のチャンスです。神戸は他都市に比べて絶対的に優位

な立場にあります。需要な事は神戸港の大切さと観光振興の重要性

に気付く事です。世界の大交流時代、大観光時代がやってきました。

 

神戸はこの大きな時代の潮流を逃してなりません。最後にもう一度

言います。歴史的な大交流時代、大旅行時代は神戸のとって最大の

チャンスです。このチャンスを逃さないで、神戸復興の機会にした

いものです。頑張れ神戸!頑張れ神戸港

 

チャンス到来だ。

神戸の時代の再来だ。

 

2016.3.5. 里山 歩樹