ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】―初夏の風景

昨夜は激しい雨と風であまり寝る事が出来ませんでした。

 

台風のような暴風雨でした。激しい雨と風が玄関のガラス戸を打ち

鳴らします。あまりに激しいのでガラスが割れるのではないかと心

配しました。春の嵐です。気温が急上昇して暑くて何度も目が覚め

ました。その都度、ペットボトルの水を飲みました。

 

いくら飲んでも咽喉が渇きます。ペットボトルの水がすぐになくなっ

てしまいました。暑くて寝苦しく感じました。寝てもすぐに目が覚

めてしまいます。それにしても凄い暴風雨でした。「ザーザーザー!」

という音が夜中中鳴り響いていました。

 

ところが、朝目が覚めると日差しが見えます。激しに雨も止んでい

ました。気温はあいかわらず高くて暑く感じます。私は洗面所に水

を飲みに行ったついでに洗面所の小窓を開けました。すると涼しい

風が入ってきます。気持ち良い風です。少し気分が楽になりました。

新聞を読むと各地で30度を超える真夏日の陽気になったようです。

暑いはずです。これからは熱中症に気を付けなければいけませんね。

 

今日は「みどりの日」の祝日です。初夏の季節は里山が萌えるよう

な緑で輝く季節です。里山の木々が新緑の若葉で茂り大きく膨らん

だように見えます。さまざまな木々が芽吹いて、太陽の強い日差し

を受けて輝く季節です。生命力が溢れる季節です。初夏のこの時期

は私の最も好きな季節です。

 

この時期に能勢の方に行くと、分け入っても、分け入っても青い山、

また青い山がどこまでも続きます。周りを見渡しても青い山々が重

なっています。空を見上げれば真っ青な空に白い雲が浮かんでいま

す。里山の麓にある田圃には水が入って、田植えが終わっています。

田圃の苗が綺麗に並んで風に吹かれて揺れてる景色が綺麗です。

 

田圃では農家の人が麦わら帽子を被って田圃の草取りをしています。

田圃の上をチョウがひらひら飛んでいるのが見えます。里山が緑の

若葉で萌えているように見えます。新緑の鮮やかな緑が目に浸みま

す。初夏の里山の緑を見ると心が癒されるように感じます。

 

田圃ののどかや景色を眺めると、故郷に帰って来たような気分にな

ります。里山から吹いてくる風が涼しくて気持ちよく感じます。ツ

バメが田圃の上を水面すれすれに飛んで行きます。餌を採っている

ようです。この時期はツバメも子育ての時期です。田圃に傍には綺

麗な川が流れています。

 

魚釣りをしている人の姿があります。何が釣れるのでしょうか。水

は澄んでいて綺麗です。夜になると蛍の姿もみえる事でしょう。闇

夜に浮ぶ蛍の灯りは幻想的です。一時、蛍がいなくなった時があり

ましたが、近年また、蛍が乱舞する光景が見えるようになりました。

蛍は夏の風物詩です。

 

この時期は能勢の山ではアジサイが奇麗な季節になります。田圃

畔にもアジサイの花が咲いています。花菖蒲の綺麗な花もみえます。

妙見山アジサイの名所として有名です。驚くような大きなアジサ

イの花が咲きます。色も鮮やかです。種類も豊富です。特にリフト

の沿道にはアジサイの花が植えられており、様々のアジサイの花を

見ながらリフトを楽しむ事が出来ます。

 

私は、初夏の時期には家内と子供達を連れてよくアジサイの花を見

に行きました。山の上に上ると風が冷たく感じます。肌寒く感じま

す。能勢の里に行くと今でも懐かしい昔の田舎の原風景があります。

茅葺の家もあちこちに残っています。能勢の里山は日本一の里山

言われています。里山の麓に広がる棚田が美しい風景を形成してい

ます。

 

初夏は、里山が一年で一番輝く季節です。初夏は里山に生命がみな

ぎる季節です。初夏は、山菜取りの季節です。黒谷の里では鯉のぼ

りが悠然と泳いでいます、初夏は山菜採りの季節です。ヤマブキ、

ぜんまい、ワラビ、ヨモギなどが沢山採れました。

 

私もよく採りに行きました。ワラビの天婦羅や味噌汁の味は格別で

す。妙見山から眼下に見る棚田と里の景色は絶景です。周りを見渡

しても青い山また、青い山、青い山がどこまでも重なっています。

 

雄大な風景にうっとりします。

美しいパノラマ風景です。

 

里山が輝く季節 蛍飛ぶ 歩樹」

 

2016.5.4. 里山 歩樹