ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】-故郷の夏の思い出

蒸し暑いですね。

 

今日も曇り空。雨は降っていませんが、空には黒い雲が広がってい

ます。湿気が高くてムシムシします。気温はそんなに高くありませ

ん。今日は風もありません。時々、雲の間から日差しが差してきま

すが、すぐに雲に隠れてしまいます.昼でも薄暗く、気分が晴れま

せん。今日は日曜日なのでリハビリも無いので時間をどう過ごすか

考えています。家の中をリハビリの為に散歩して過ごしました。

 

蒸し暑いので少し運動すると汗が出てきます。湿度が高くて空気が

重たく感じます。体がだるく感じます。今日は朝、自宅で血圧を測

ると上が150もありました。湿度が高いせいかも知れません。気

になって何回も測ると140まで下がりました。下は80でした。

自宅で血圧を測るといつも高く出ます。病院の先生の話では、朝起

きてすぐの時に測ると血圧は高くなるようです。

 

家の中を散歩して、庭を見ると家内が亀吉の散歩をさせていました。

庭のアジサイの葉っぱが一段と大きくなっていました。伸びた葉っ

ぱが青々としています。アジサイの花も濃い水色に変色しています。

 

どこからかウグイスの囀りが聞こえてきます。この時期になってウ

グイスが山から下りてきているのは珍しいですね。6月も残すとこ

ろ後僅かになりました。今年も半年が過ぎた事になります。時の流

れるのは早いですね。何もしないうちに半年が経つてしまいました。

嫌になります。

 

今日は日曜日なので夕刊がありません。朝刊を読み直して時間を潰

しました。最近は、新聞や本を読む時間がどんどん早くなって、す

ぐに手持ち無沙汰になって時間を過ごすのに苦労します。月刊紙や

週刊誌を買ってきても二、三日で読み終わります。時々は、以前読

んだ小説や出版物を読みますが、古い本は文字が小さくて目が疲れ

ます。

 

ネットのニュースを読んでも目が疲れます。今日も新聞の記事は英

国のEU離脱問題がトップ記事です。大変な事になりましたね.円

が急騰しています。日本の景気にも大きな影響を与えることが考え

られます。心配ですね。

 

7月になるといよいよ夏がきます。暑い夏がやって来ます。私が子

供の頃に暮していた時は、川西地域は周囲を山に囲まれた地域でし

た。都会に比べると2、3度は温度が低く涼しい風が吹いていまし

た。真夏でも夜になると窓を開けているので寒いほどでした。夏に

なると大阪や神戸に住んでいる親戚の子どもが我が家に遊びにやっ

て来るのが慣例でした。わが家は夏の間の避暑地でした。

 

都会で生活している子供にとっては田舎の生活は全てが新鮮でした。

子供の頃は田舎では都会のようにガスはありません。料理や風呂は

全て薪でした。都会に子供は竈を見るのが初めてで、薪でご飯を炊

くのを不思議そうに眺めていました。

 

風呂も薪で沸かすのを見て驚いていました。勿論、五右衛門風呂に

入るのは初めてでどうして入るのか分からないので困っていました。

慣れてくると五右衛門風呂に入るのが楽しくなって毎日入っていま

した。昼に水風呂に入って遊んでいました。

 

竈で炊いた白いご飯が美味しいと言って何回もおかわりをしていま

した。家で食べるご飯と全然、味が違うと言っていました。家の畑

でキューリやナスビなどの夏野菜を採るのが楽しいと言っていまし

た。スイカもよく取りに行きました。都会の子どもにとってはスイ

カやナスビ等が畑でなっている姿を見るのは初めてでした。

 

昼は野原に行って虫捕りをして遊びました。蝉は野原の木に一杯止

まって鳴いています。蝉はいくらでも採る事が出来ました。網なん

か不要です。全て手で採る事が出来ました。都会からきた親戚の子

どもはあまりに多くのセミがいて、簡単に採る事ができるのでビッ

クリしていました。

 

朝のうちに山にいってカブトムシとクワガタムシを探しに行きまし

た。カブト虫は昼の暑い時間帯には隠れて出て来ません。親戚の子

どもは田舎に行ってカブトムシや昆虫を採るのを楽しみにしていま

した。しかし、昆虫がどこにいるのか知りません。無理もありませ

ん。カブトムシが林の中でいる姿を見た事が無いのですから、都会

の子供は虫篭にいるカブト虫しか見た事がありません。

 

山の中に行って私がクヌギの幹に止まっているカブトムシを見つけ

て教えると初めてクヌギの木に止まっているカブトムシを見て感激

していました。カブトムシの近くにはクワガタムシやカナブン、カ

ミキリムシもいます。初めて見る虫の姿にビックリしていました。

 

山の中に行くと都会では見た事もない昆虫があちこちに飛んでいま

す。蝶も見た事もない綺麗な蝶が飛んでいます。親戚の子どもは目

をらんらんと輝かせて見ていました。なかなか家に帰ろうとしませ

ん。家に帰ると日焼けして皮膚が赤くなっていました。水風呂に入っ

て体を冷やしました。

 

夜は縁側で花火をして遊びました。空には丸い月が浮んでいました。

団扇で仰ぎながら、夕涼みをしました。暑い夏でも夜になると急に

気温が下がって来ます。窓を開けっぱなしにしていると寝冷えをす

る程です。昼によく遊んだので横になるとすぐに寝入ってしまいま

した。遠い、遠い、昔の懐かしい夏の思い出です。田舎の夏は楽し

い出来事で一杯です。

 

懐かしい思い出が溢れています。

出来ることなら、あの頃の田舎の夏に戻りたいですね。

 

「故郷の 野山で遊ぶ 暑い夏 歩樹」

 

2016.6.26. 里山 歩樹