コロナ感染は一向に収まる気配がありません。
今やコロナは全世界に広がって、全世界的な大問題となっています。特にヨーロッパでの広がりが爆発的で、まさに「パンデミック」になってしまいました。
中でもイタリアは深刻です。毎日新聞を読むと、イタリアでは、毎日感染がひどくなっています。今やイタリアでの死者は中国を上回っています。
さらに、イランやスペイン、フランス、ドイツ、英国にもコロナは広まっています。米国でも爆発的に感染が広がっています。今やコロナ感染は中国、アジアから、ヨーロッパや北米に広まっています。
このような中で、今年夏の東京オリンピックについて、各国のスポーツ団体から中止や延期の声が急に高まってきました。
日本は今でも予定通り開催の考え方を維持しているようですが、世界の情勢はますます厳しくなっています。世界的なスポーツイベントでも中止が広まっています。
さらに、コロナがますます世界に広がりつつある現状を踏まえると、あと4カ月になった東京オリンピックを予定通り開催することについては、疑問視する世論が広まっているようですね。
私は、今の情勢を踏まえると、延期もやむを得ないと考えます。今は全世界がコロナ対策に力を合わせて取り組んでいくべき時です。
今この状況の中で、東京オリンピックを強行するのは国内はもちろんのこと、全世界にコロナウイルスを広げることになる危険があります。アスリートだけでなく、全世界の人口に、コロナをまき散らすことになる可能性があります。
今、世界では、各国が国境を閉鎖して、コロナ対策に取り組んでいます。
世界の各国が、一斉に国境を閉鎖して人の往来を制限している中で、東京オリンピックをすれば、世界各国の国境閉鎖の取り組みが、意味をなさなくなって、コロナ感染をオリンピックをきっかけにさらに広げることにつながります。
オリンピックには全世界から数百万人の人が東京、日本にやってきます。これほどの訪日客チェックをどうしてやるつもりですか。そんなことは現実的に無理ですね。
数百万人の来日客の健康状態をチェックしてまで、オリンピックをする必要があるのか疑問です。東京がコロナ感染の震源地になる危険があります。ここは冷静に判断して、日本政府は、英断をすべきです。
そして、できるだけ早く延期の判断を出して、世界のアスリートや国民に対して安心感を与えるべきです。いつまでも、判断を明らかにしないのは、無責任と言われても仕方がありません。
このようなときにこそ、国のリーダーの力が問われます。このような危機管理においてはトップの能力と決断力が問われます。オリンピックはいつでも開催できます。
今のような状況では、アスリートの人々のストレスや不安が高まるばかりです。いたずらに、判断を遅らすと、世界から批判を招きます。今こそトップが決断すべきときです。今の日本には決断できるトップがいないのでしょうか。
私は、一日も早く、1年延期の決断を全世界に示すべきだと考えます。日本という国の見識が問われています。
皆さんはどのようにお考えですか。
今こそ、日本という国の見識と知恵と勇気を世界に示しましょう!
2020.3.23.(月曜日)午後12時21分
里山 歩樹 (藪野 正昭)