ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【兵庫通信】ー「ふるさと川西の春の思い出」

今日も、暖かい日になりました。

5月のような気温です。相変わらず花粉がたくさん飛んでいるようで、鼻がムズムズして困っています。

 

これからは杉花粉からひのき花粉に変わるようです。春にはいろいろな花が咲くので、花粉症の人は大変な季節です。この暖かさでは、川西の桜の開花も進むでしょう。

 

私のふるさと川西では、桜の木がいたるところでたくさん植えられているので、桜の名所がたくさんあります。その中でも、一番よく知られているのは能勢電鉄多田駅から多田神社へ行く道路沿いに咲く桜並木です。

 

ソメイヨシノや八重桜の木が沿道にたくさん植えられています。桜の木はとても大きくて、満開のときは、桜のトンネルが見事です。

 

川西で特に有名なのは、多田神社の懐古行列です。多田神社から能勢電鉄多田駅まで、武者の格好をした懐古行列は、大変なにぎわいです。私は春になると毎年、その懐古行列を家族と一緒によく見物に行きました。

 

川西の多田地区は、清和源氏の発祥の地です。多田神社には、源満仲公が祀られています。多田神社には、天皇の墓もあります。何代目の天皇か忘れましたが、多田神社は由緒ある寺院で全国的にも有名です。

 

確か、夏目漱石の「坊ちゃん」に多田神社の話が出てきたように思います。主人公の坊ちゃんが、「僕は源氏発祥の地、『多田神社』の生まれだ。」と言う場面があったと記憶します。

 

川西に生まれ、育ち、暮らす、私達は清和源氏発祥の地で、生まれ、育ったことが誇りです。私もよく、友人に、冗談で「俺は、源氏の末裔だぞ!」と言って自慢したことがよくありました。

 

多田神社の懐古行列では、赤鬼、青鬼が行列の先頭を歩いてきます。鬼が行列に参加するのは、昔、鬼退治をしたという話から出ています。

 

赤鬼、青鬼は怖い顔をしていますので、大人が見ても、怖く感じます。まして子供は見たら怖くて大泣きします。私の子達も、鬼が怖くて泣いていました。

 

私の子供達は、小さなときに、この懐古行列に稚児として参加したことがあります。懐古行列のときは、例年はソメイヨシノの桜は散ってしまって、八重桜の時期になっています。八重桜の大きな桜の花が見事に開花していました。

 

多田神社から多田駅までは、約2kmほどありますが、懐古行列のときは、沿道にたくさんの人出でごった返します。

 

懐古行列には、有名な「巴御前」が馬に乗って、行列をします。巴御前若い女性が毎年選ばれます。今年は、コロナ問題で、懐古行列も中止になったようです。誠に残念です。

 

私達は、毎年桜の咲く季節になると、懐古行列を見物するために、多田神社の近くに出かけました。怖いながら、赤鬼、青鬼を見るのが楽しみでした。

 

懐古行列のときは、多田駅の広場では、屋台もたくさん出てにぎやかでした。私は懐古行列に参加した馬を間近に見ることができるのが楽しみでした。毎年懐古行列は、有名なタレントなどが馬に乗って行列するのが普通でした。

 

有名な男性の俳優や力士が、八幡太郎義家公に扮して、馬に乗って行列の先頭を歩くのが慣例でした。懐古行列には、幼い稚児に始まり、市民が躍りながら参加します。

 

多田神社の懐古行列は、川西最大の春のイベントです。私達川西市民の自慢のイベントです。その春のメインイベントが、今年はコロナ問題で開催されないので、大変残念です。

 

私はこの時期は多田神社の前を流れる猪名川に、魚釣りに行ったなつかしい思い出があります。この時期になると、川の水もゆるんできて、魚がよく釣れました。

 

私は、猪名川でふな釣りをするのが春の季節の楽しみでした。

 

なつかしい思い出です。

 

 

2020.3.21.(土曜日)午前11時7分

里山 歩樹 (藪野 正昭)

 

 

【兵庫通信】ー「兵庫県のことについて」

 昨日、大阪府の吉村知事が、突然、大阪府兵庫県の往来を連休3日は自粛するよう要請しました。

 

兵庫県で、コロナ感染が拡大していることを踏まえての対策ということです。あまりにも突然のことで、関係者は驚いて、困っているようです。

 

私も、兵庫県の状況がそんなに悪化しているのかと不安になりました。兵庫県と大阪の往来を規制することは、はじめてのことです。

 

日本の中で自治体内の移動を規制するのははじめてのことではないでしょうか。それだけコロナ感染が深刻化していることを示していると思うと、不安が大きくなります。

 

昨日の吉村知事の発言で気になったのは、となりの兵庫県の井戸知事との間で、調整されていないことですね。

 

コロナ問題への対応については、関係府県が連携協力して取り組むことが求められるのに、その連携ができていないのは、困りますね。

 

ところで、兵庫県は、広大な面積がある県です。ひと口に兵庫県と言っても、兵庫県のどこを対象にしているのかが問題になります。兵庫県の面積は大阪府より広い面積があります。

 

兵庫のコロナ感染で、患者が発生しているのは、兵庫県の一部の阪神地域だけです。兵庫県はよく言われるように、面積が広くて、5つの地域で構成されています。大阪に接しているのは摂津地域です。

 

そのほかに、丹波、但馬、播磨、淡路があります。兵庫は5つの国から構成される多様な自然や文化を有する大きな県です。

 

兵庫県は昔から、「雄県・兵庫」と言われてきたように、関西の中では最大の県です。人口も約550万人を有します。

 

兵庫県は、北は日本海、南は大西洋につながっています。日本海と大西洋に接している県は兵庫県だけです。

 

兵庫県雄大な面積を有しますが、一番の問題は交通網の未整備です。東西の交通網は鉄道、道路が整備されていますが、問題は南北の交通網です。南北を結ぶ高速交通網がありません。

 

このために、兵庫県は5つの国があっても、交通網の未整備により、5つの国がつながっていません。せっかく歴史、文化、自然豊かな5つの国がバラバラでつながっていないことが、兵庫県の最大の欠点となっています。

 

兵庫県はあまりにも広いので、兵庫県民でも、県内の5つの国に行ったことがない人が多いと思います。県内を回るより大阪、京都にい行く方が近くて便利です。

 

兵庫県には素晴らしい観光施設や豊かな観光地や自然がありますが、それぞれが点になって、線につながっていません。そのために、兵庫県のインバウンドの人数は京都や大阪にくらべて、極端に少なくなっています。

 

京都府では、850万人のインバウンドの宿泊客があるのに対し、兵庫はわずか145万人です。

 

一方、大阪府のインバウンドの宿泊客数は約1700万人もあるのに対し、兵庫県はその10分の1以下です。兵庫県の面積の広さを考えると、その差は歴然としています。

 

一方、兵庫県内には、大阪以上にすぐれた観光施設や温泉地、姫路城などの歴史的建物があります。それがつながっていないために、宝の持ち腐れとなっています。これも、南北を中心とする高速交通網がないためです。

 

兵庫県がこれからも発展していくためには、私は、兵庫県内を1時間程度で周遊することができる、高速の鉄道網と道路網を整備することが不可欠であると考えます。

 

そのためには、巨額の経費と時間が必要となりますが、これから100年の計として、「兵庫県内1時間構想」を 進めるべきだと思います。

 

1時間で県内の5つの国を回ることができれば、京都、大阪に負けない観光立県として、兵庫県は注目されるでしょう。

 

それより当面の課題として、このコロナ問題が、一日も早く収束することを切に望みます。

 

兵庫県がコロナ対応のモデル県になることを願います。

 

 

2020.3.20.(金曜日)午前11時35分

里山 歩樹 (藪野 正昭)

 

 

【日常通信】ー「神戸の桜の開花はいつか?」

今日は朝は気温が低くて、寒く感じましたが、昼近くになって気温が急に上がり、初夏のような陽気になりました。

 

天気予報では、5月頃の気温になるようです。まだ3月なので、この気温の高さは異常ですね。温暖化が進んでいることを実感します。

 

昨日、テレビのニュースを聴いていると、東京では桜が開花したとのこと。東京に続いて横浜でも桜が開花したとのこと。例年より早い開花です。温暖化のためですね。

 

何よりも驚いたのは、日本での桜の開花が、東京から始まったことです。例年なら桜の開花は、九州から始まって、次第に東の方へ上っていくのに、今年は、逆に、東京から始まりました。日本の気候はあきらかに異常ですね。

 

今日のような高い気温になると、神戸でも、桜の開花宣言がされるのももうすぐだと思われます。神戸の桜の開花宣言王子動物園にある桜の木に5輪、桜の花が開花したときに、桜の開花宣言がされます。

 

私は一時、神戸の六甲地区に住んでいましたので、そのときは桜が咲く季節には子供達を連れて、王子動物園に行きました。王子動物園の桜は、神戸では桜の名所としてよく知られてます。

 

桜の季節になると、家族連れで神戸市民の人が訪れてきてにぎわっています。王子動物園は、神戸市民は子供は無料です。

 

動物園の中には、たくさんの桜の木があり、桜の花見には最高な場所です。私達は弁当を持って桜の花見によく行きました。

 

王子動物園では、動物の見物と、桜の花見を一緒にすることができますので、私は家族と春にはよく遊びに行きました。当時住んでいたマンションから阪急電車で行くとすぐ行くことができました。

 

神戸では、市内各地で桜の花見ができるところが多くありますが、その中でも王子動物園の桜は一押しです。阪急電車に乗ると、車窓からも王子動物園の桜をながめることができます。

 

阪急沿線は桜の名所がたくさんあります。その中でも有名なのは、 夙川の桜です。阪急夙川駅のすぐ近くに、桜の花見ができる場所があって、例年桜を見る人でにぎわいます。

 

川沿いに見事な桜の木がたくさんあって、花見で大変にぎわいます。しかし、夙川ではにぎやかで、いろいろ屋台が出ていますが、私はあまりにも騒がしいので、桜の花見では王子動物園の桜の方が気に入っていました。

 

私が務めている事務所はポートアイランドの中にありましたが、ポートアイランドで歩道の周辺にたくさんの桜が植えられています。私は春になると、桜の花のトンネルの中を通って、事務所に通っていました。

 

通勤の行き帰りに桜の見事な花のトンネルの中を通っていくのが楽しみでした。ポートアイランドの桜は、葉が出る葉桜でした。葉が出た桜も風情がありました。

 

今日のようなあたたかい日が続くと、神戸でも来週には桜の開花宣言があるでしょう。今日はコロナ騒動で、花見も自粛するようですが、せめて、王子動物園の桜の花を、阪急電車の車窓からながめて、楽しみたいものですね。

 

私が暮らしている川西でも、神戸の開花宣言があれば2~3日遅れて、開花すると思います。

 

自宅の近くの公園などには、たくさんの桜の木があるので、満開の桜の花を見るのが楽しみです。

 

 

2020.3.19.(木曜日)午後2時15分

里山 歩樹(藪野 正昭)

 

 

【兵庫通信】ー「ふるさと川西のこと」

私は兵庫県川西市で暮らしています。

生まれたのも育ったのも、川西です。今も川西で暮らしています。

 

したがって、川西は我が人生のすべてを過ごしている土地ですので、川西については、特別な思いがあります。毎日新聞を読んでいますが、いつも川西のことが記事に出ていないか気を付けて見ています。

 

川西はその多くは山と田畑で占められれています。したがって私は川西のことを想うとふるさとの山や田畑のことが思い浮かびます。

 

私は小さい子供のときから、川西の山と田畑の自然の中で育ってきました。川西の山といえば、妙見山が思い浮かびます。

 

私は休みの日には、家族と一緒に妙見山に遊びに行きました。妙見山へは、ケーブルとリフトに乗って、山頂の妙見山のお寺に行くことができます。

 

妙見山には日蓮宗の大きな本山があります。いつ行っても、多くの信者の方がお参りに来られています。

 

妙見山は、昔は日蓮宗の修行の場と言われていました。山頂には樹齢数百年の大きな杉やヒノキの大木があります。大木は、直径が1m近くあるものもあります。

 

ケーブルの山頂駅の近くには、クッキングセンターがあり、キャンプをすることができます。クッキングセンターでは、バーベキューを楽しむことができます。

 

夏休みの時期には、多くの若い人がバーベキューをして遊んだり、キャンプをしています。私達は、家族でクッキングセンターに行って、バーベキューをよくしました。

 

ケーブルで山頂駅に着くと、空気がつめたく感じます。夏は涼しくて、気持ちよく感じます。

 

妙見山の周りの山は、日本一の里山として知られています。今でも、昔ながらの里山が広がっています。

 

妙見山の周りには、山ばかり。そのふもとには、田んぼが棚田になって見ることができます。私が小さい子供の頃に見たふるさとのなつかしい風景が、そこでは今でも見ることができます。

 

妙見山里山では、今も、くぬぎで炭火を作っているところがあります。昔は、この周りでは炭焼きがたくさん行われていました。ここで作った炭は「菊炭」と呼ばれていました。

 

切った断面が菊の花のように見えるので「菊炭」と言われていました。川西の里山で生産される「菊炭」は茶席に欠かせない炭として、全国に販売されています。

 

昔は、池田の市場まで持って行って販売されていたので、池田炭として知られていたようです。菊炭を作る家は今では一件になっています。

 

妙見山里山では、栗拾いが有名です。妙見山でとれる栗は「 銀寄せ」と言われて、栗の中でも最高級の栗として売られています。銀寄せは、1000年も前から生産され、朝廷に献上されていたそうです。

 

能勢の里山と菊炭とそこでとれる銀寄せの栗は、我が川西の誇りです。

 

川西の誇りはまだまだありますが、今日は妙見山のことを紹介しました。

皆様もぜひ一度川西の妙見山に来てください。

 

 

2020.3.18.(水曜日)午前11時5分

里山 歩樹 (藪野 正昭)

 

【神戸通信】ー「スイーツの街・神戸について」

神戸はスイーツの街としてよく知られています。

 

神戸では洋菓子はファッション産業です。神戸は今から40年以上も前に「ファッション都市宣言」をしましたが、そのファッションの中核のひとつが洋菓子です。

 

神戸ではアパレル以外でも、洋菓子、灘の酒、パンもファッション産業として位置付けて、官民が一体となってファッション産業の振興を図ってきました。

 

ところが、神戸ファッション産業も、25年前の震災後はかつての輝きがなくなりつつあります。

 

ファッションの中核のアパレルが近年、ユニクロなどのファストファッションに押されて、停滞しています。神戸のアパレルは、高級なファッションとして、全国の有名百貨店で販売されてきましたが、その百貨店が衰退しています。

 

その影響を受けて、神戸のアパレル企業はどこも苦しんでいます。その中で、神戸の洋菓子は毎年売り上げを伸ばしています。

 

人口減の中で、厳しい環境の中にありますが、神戸の洋菓子は頑張って毎年売り上げを伸ばしています。今では、神戸の洋菓子は神戸のファッション産業の中で、もっとも元気がある産業となっています。

 

神戸には有名な洋菓子メーカーがあります。その代表的な企業が、モロゾフと、ユーハイムです。モロゾフユーハイムも神戸に本社と工場を置いています。両者とも年間の売り上げは約300億円にもなります。

 

モロゾフユーハイムも、神戸港開港後に神戸にやってきた、外国人が創業した会社です。モロゾフの創業者はロシア人です。創業してから100年以上の歴史があります。

 

モロゾフは、日本のバレンタインデーにチョコレートを贈る文化を作り出した企業として有名です。モロゾフは、チョコレートとプリンがおいしいことでよく知られています。

 

ユーハイムは、ドイツ人が創業した会社で、ポートアイランドに本社と工場があります。ユーハイムはバウムクーヘンが有名です。

 

日本に最初にバウムクーヘンを紹介した企業として、よく知られています。ユーハイムでは、ドイツで菓子職人の修行をして、マイスターの資格を持った職人が洋菓子を作っています。

 

神戸には、その他にも、ゴンチャロフ製菓があります。ゴンチャロフも、日本に亡命したロシア人が創業した企業です。

 

ゴンチャロフも、チョコレートがおいしくて有名です。ウィスキーボンボンは、ゴンチャロフが開発した商品です。

 

神戸の菓子メーカーはどこも、長い歴史を有しています。日本には、森永や明治などの総合食品メーカーがありますが、洋菓子に特化して全国に出店している企業は神戸の洋菓子メーカーがもっとも多いと思います。

 

全国の有名百貨店のお菓子売り場の多くが、神戸の洋菓子メーカーが占めています。この神戸の洋菓子企業は、近年はコンビニなどで、安い洋菓子が売られるようになって、競争が厳しくなって大変のようです。

 

神戸の洋菓子は高級品が中心ですので、コンビニで100円の洋菓子を売られるとつらいですね。私は以前から、神戸の洋菓子をもっと内外にアピールすべきだと考えてきました。

 

私は以前から神戸の洋菓子を観光客などに紹介する「神戸洋菓子工房のまち」を神戸の三宮などに作れないかと考えていました。

 

神戸には、モロゾフユーハイムゴンチャロフ以外にも、有名な洋菓子会社や店舗がたくさんあります。

 

このような神戸の洋菓子を代表する企業を一カ所に集めて、そこでインバウンドなどに展示、販売する「神戸洋菓子工房のまち」を作れないかと考えています。

 

神戸の北野地域には、「北野工房のまち」があって、神戸の名品を販売しています。観光客が年間100万人が来られる観光スポットになっています。しかし、「北野工房のまち」に入店している洋菓子はゴンチャロフなど二社だけだと思います。

 

神戸には、優れた洋菓子会社や店舗がたくさんあります。それらの有名な洋菓子店を一カ所に集めて、「神戸洋菓子の工房のまち」を作れば、必ず、内外の観光客が訪れると思います。

 

その「神戸洋菓子の工房のまち」では、パティシエが洋菓子を作って、販売するだけでなく、神戸の洋菓子職人が作った工芸菓子の作品を展示したら、洋菓子美術館になると思います。

 

神戸では毎年、大丸で、洋菓子職人が製作した工芸菓子のコンテストを開催しています。洋菓子職人が、菓子の材料を使って、花や建築物などの工芸菓子を展示しています。

 

工芸菓子は、見るだけではお菓子で作られているとはわからないほど見事な作品です。まさに芸術品です。

 

毎年コンテストを開いていますが、展示するのはわずか1週間ほどで、それが終わると倉庫などに保管されていますが、私はもったないと思っていました。

 

そのような芸術的な工芸菓子を展示する場所を、「神戸洋菓子工房のまち」の中に作ってはどうでしょうか。

 

皆さんは神戸のパティシエが作った工芸菓子を見られたことがありますか。

今日は神戸のスイーツの自慢をさせてもらいました。

 

ぜひ皆様も神戸に来て、神戸のおいしいスイーツをご賞味ください。

 

 

2020.3.17.(火曜日)午後2時15分

里山 歩樹 (藪野 正昭)

 

 

【神戸通信】ー「神戸を再生エネルギー都市に!」

コロナ感染が一向に収まりません。

特に兵庫県では毎日多くの感染者が発生しています。私が暮らしている川西市でも感染者が発生しました。

 

川西の近くの宝塚や伊丹でも感染者が増えています。毎日新聞を読み確かめると、兵庫県の感染者の人数がどんどん増えているのが気になります。春が来て、最もよい季節なのに、今年の春は、気が滅入ることが多いですね。

 

しかも、今日は新聞休刊日で、新聞を読む楽しみもありません。仕方なく、昨日の新聞を読んで時間を過ごしています。

 

その昨日の新聞の記事に注目される記事が出ていました。神戸のトップ企業、神戸製鋼所とそのグループ企業が、下水汚泥を利用して、バイオマスのガスを作り、それを発電に活かしているという記事です。

 

将来は、下水汚泥を固定化して、水素を生産する計画もあるとのことです。その水素で電気を生産すればCO2がゼロのクリーンエネルギーとなります。素晴らしい技術ですね。

 

神戸製鋼は、震災後に石炭火力発電所を神戸の市街地の近くに建設しました。さらに、神戸製鋼の製鉄所跡地に2つの石炭火力発電所を建設する計画があります。

 

しかし、石炭火力発電所建設については、CO2を多く発生するので世界から強い批判があります。ドイツ、フランス、イギリスなどの国は石炭火力発電所を廃止することを決めています。

 

神戸製鋼の製鉄所跡地での石炭火力発電所建設については、国内からも強い反対があります。神戸製鋼は、バイオマスを使った発電技術を持っているので、今この時代に石炭火力発電所を建設する必要はないと考えます。

 

石炭火力発電の最大のメリットは、コストが低いことでしたが、近年の技術発展で風力や太陽光発電のコスト低下が急速に進んで、石炭火力発電のコストを下回るようになっています。

 

いまや石炭火力発電所を建設する経済的合理性はありません。神戸製鋼はそのすぐれた技術を最大限に活かして、バイオマス発電を進め、神戸市を再生可能エネルギー都市にすることに貢献すべきだと考えます。

 

神戸に本社を置く川崎重工業でも、水素エネルギーを活用した水素社会実現のための技術開発を進めています。

 

神戸経済を支える、神戸製鋼所川崎重工業が連携して、水素エネルギー都市実現に取り組んでいけば、神戸は世界最初の水素エネルギー都市を実現することができるでしょう。

 

神戸経済は、人口減や企業減が続いてかつての元気がなくなり、長い間停滞が続いています。神戸をもう一度、かつてのような元気な都市にするために一番必要なことは、新しい産業を誘致して、育てることです。

 

その新しい産業の一つが、水素などの新エネルギー産業だと考えます。

 

バイオマスや水素などの再生可能エネルギーを戦略産業として官民が一体となって育てていって、21世紀の神戸経済を支える戦略産業としていってはどうでしょうか。

 

私は以前から、神戸の新産業として、風力発電を含めて、再生可能エネルギー産業を考えていましたが、昨日の神戸新聞の記事を読んで、さらに再認識しました。

 

神戸にはすぐれた技術を持った企業があります。バイオマス発電に必要な自然などの環境がそろっています。

 

官民が力を合わせて取り組んでいけば、必ずや、神戸は水素などの自然エネルギー都市、CO2ゼロ都市として、世界から注目される街になると考えます。

 

その上に、神戸のきれいな街並み、自然と緑があふれる文化豊かな街づくりに磨きをかけていけば、神戸はかつてのように、内外から多くの人が訪れ、住みたくなる街として、注目されていくと考えます。

 

神戸をCO2ゼロの自然エネルギー都市にするため、再生エネルギー産業を育てていきましょう。

 

そして、神戸を世界最初の「環境先進都市」にしましょう。

 

 

2020.3.16.(月曜日)午後12時55分

里山 歩樹 (藪野 正昭)

 

 

 

【日常通信】ー「無観客試合」

コロナ感染対策で、スポーツの多くが、無観客になっています。

相撲と野球も大きなスポーツの試合のほとんどは無観客となりました。

 

私は、普段からベッドで横になって、テレビの音声を聞いて過ごすことがありますので、無観客になってもこれまでと何も変わりませんが、しかし、今回無観客の相撲の実況を聴いていて、その音の迫力ときれいさに驚きました。

 

相撲でこんなに音がきれいに聞こえたのは初めてでした。行司の呼び出しや力士がぶつかる音などが大きくてびっくりしました。

 

力士がぶつかる音があまりにも大きいので、その迫力に驚きました。力士の頭がぶつかるときに「ゴツン!」という大きな音が聞こえました。

 

画面を見なくても、力士同士のぶつかる迫力に圧倒されます。力士の荒い息遣いも聞こえてきます。聞いていると行司の「ハッキョイ、ハッキョイ!」というはやし声がよく聞こえてきます。

 

聞いていると行司の「ハッキョイハッキョイ!」という声も、力士の相撲に合わせて歌を歌っているように聞こえますね。行司の声は誰でも、大きく、高くて強さのある声です。かなり日頃から発声の訓練をしていることがよくわかります。

 

行司も体力がないとできないと思いました。観客がいない相撲を観る(聴く)のは初めてですが、初めて、相撲の良さを実感することができました。

 

私は、初めは観客のいない大相撲は、ガスが抜けたビールのようで味気ないものになると考えていましたが、それは間違いでした。

 

観客がいない大相撲も、音だけで充分迫力があり、行司の声や、アナウンサーの実況で、力士の動きがよくわかり、楽しいと思いました。コロナ対策によって、相撲の素晴らしさ、面白さをあらためて再認識しました。

 

これから始まるはずであったプロ野球や、高校野球も、無観客や中止になりそうですが、残念ですが、また新たなスポーツの素晴らしさや楽しさを感じることができるかもしれませんね。あまり悲観ばかりすることは、やめましょう。

 

それにしても、高校野球の中止については、せっかく選ばれて甲子園に出場することを目指して頑張ってきた高校生には、大変かわいそうなことになりました。

 

プロ野球は毎年あるので、問題はありませんが、高校野球の選手には3月で卒業する選手もいますので、次がありません。高校生の無念な気持ちが、よく理解できます。

 

なんとか高校野球だけは、中止しないで、開催してほしいですね。いろいろ手段はあると思います。毎年開催しているプロ野球やサッカー等と、高校野球は違います。

 

なんでも一斉に自粛するのがよいのかどうか、私は疑問に思います。広い球場で開催する高校野球は工夫すれば開催できると思いますが、皆様はどのようにお考えですか。

 

日本は何でも右へならえで、一斉に自粛ムードになってしまいますが、それでいいのでしょうか。

 

昨日の安倍首相の記者会見を聞いて、驚きました。今になって、「子供は広い公園に行ってください。卒業式はやってください。」と言っていました。

 

今頃何を言っているのかと思いました。そういうことなら、もっと早く一斉休校宣言をするときに言うべきでしょう。卒業式はもう終わっている学生もいます。政府のやり方は、どう思っても泥縄ですね。

 

政府は一体いつまでイベントなどの自粛を続けるつもりですかね。このままでは、日本はコロナ大不況になってしまいます。

 

昨日の夜、テレビのニュースを聴いていると、医療現場でさえ、マスクが不足して困っているとのこと。いまだにマスクを医療現場に十分届けることができないのは、どういうことですかね。

 

新しい法律を作ったり、記者会見をするのもいいですが、一番国民が必要としているマスクと検査体制を一刻も早く整えることが、一番重要な政府の仕事です。

 

国民にいちいち要請するより、政府には自らの責任を果たしてもらいたいと思います。

 

 

「高校生の皆様、ガンバレー!!」

 

 

2020.3.15.(日曜日)午後12時10分

里山 歩樹 (藪野 正昭)