今日も秋晴れのいい天気です。
空を見上げると雲一つない真っ青な綺麗な空がどこまでも広がって
います。子どもの頃は、このような空を日本晴れと言っていたよう
に思います。最近はそのような言い方は聞かなくなりましたね。昔、
学校の運動会の日の挨拶でよく、校長先生が「本日は雲一つない日
本晴れに恵まれて……」と言っていたのを思い出します。
窓を開けると、爽やかな風が入ってきます。少し、肌寒く感じます
ね。秋の冷たい風です。最近は夕方になると日が暮れるのが早くなっ
てきました。先ほどまで太陽の光がさしてきて明るかったと思って
いると、いつのまにか薄暗くなっていました。
秋はつるべ落としと言いますが、日が暮れるのが速くて、一日が短
くなったように感じますね。窓から外を眺めても薄暗くて、物寂し
く感じます。秋は何となく寂しさが漂ってきます。これから秋が深
まると益々日が短くなって行きます。寂しさが一段と深まります。
暗いのは嫌ですね。
秋はスポーツの季節です。そう考えていたら、嬉しいビックニュー
スが飛び込んできました。朝起きて神戸新聞を見るとトップ記事に
「日本、歴史的２勝目」と大きな見出しが躍っています。ワールド
カップのイングランド大会で、日本が強豪にまた、勝ちました。
相手はサモア。相撲取りのような巨漢ぞろいのチームです。そのサ
モアに小柄な日本が勝ったとは信じられませんね。正に歴史的な快
挙と言えます。
私もラクビーが好きでテレビでもよく観戦しました。昔は、日本人
が外国のチームと試合をすると、子供と大人がやっているようでと
ても歯が立ちませんでした。スクラムを組んでもすぐ押し込まれま
す。タックルに行っても手で弾き飛ばされていました。
外国人の選手は相撲取りのような大きな体をしていながら陸上選手
のように俊敏に走ります。小柄な日本人はぶつかれば潰されるので
はないかと心配になりました。ラクビーでは体格的に日本人は永久
に勝てないと考えていました。それが、この快挙です。ビックリし
ました。
先日、日本が南アフリカに４年ぶりに勝利を挙げた時もビックリし
ましたが、まさか２勝もするとは予想もしませんでした。日本の強
さは本物ですね。日本のチームがどこまで勝ち進むか楽しみです。
日本で開催されるワールドカップ大会が楽しみになりましたね。日
本で開催される試合には神戸のノエビアスタジアムも会場として使
用されます。
神戸はもともとラクビ―が盛んな都市です。神戸製鋼のラクビ―チー
ムは日本を代表するチームで何度も日本一に輝いた歴史があります。
家内によると神戸の名門高校「神戸高校」はラクビ―とサッカ―が
強いので有名だったようです。神戸は欧米の外国人が多い街でので、
早くからスポーツが盛んな都市でした。サッカーやマラソン、ゴル
フなどの多くのスポーツが神戸から始まった歴史があります。
神戸製鋼のラクビ―は本当に強かった記憶があります。平尾選手や
大八木選手を始め日本を代表する選手が揃っていました。何回も、
日本一に輝き、神戸市民の自慢、誇りでした。私は高校生の時に体
育の授業でラグビーをしたことがある程度でよく知りませんが、神
戸製鋼の試合はテレビでよく見ていました。
当時、関西では、サントリー、三洋電機、近鉄が強かったように記
憶しています。大学では同志社、天理大学が強かったと思います。
私のラクビ―の思い出と言えば、高校生の体育の授業で冬の寒い雪
が積もった校庭で練習をした事です。
校庭は雪でドロドロでしたので、私達は当然今日の授業は休みと思っ
ていたら、先生がやってきて、ラグビーは雨でも雪の中でもやるス
ポーツだと言って、雪の降る中を練習させられた事がありました。
どんな厳しい状況の中でもやるのがラクビ―だと言われて驚いた記
憶があります。
雪の中でのタックルやスクラムで服はびしょびしょに濡れていまし
た。パンツや下着も汗と雪でドロドロでした。寒い冬でしたが、激
しい運動で体からは湯気が出ていました。寒さは感じませんでした。
むしろ何故か爽快な気分になったことを思い出します。
私は其の時にラクビ―の楽しさを知りました。ラグビーの醍醐味を
知りました。友たちも皆、楽しそうでした。雪が降る中での泥だら
けのラグビーが今になっても楽しい思い出となっています。懐かし
い思い出です。
あの頃は何をしても楽しい時期でした。ワールドカップでの日本の
選手の勝利のニュースに接して、遠い遠い、昔の事を思い出しまし
た。日本の選手の勝利に日本酒で乾杯しましょう。桜のジャージが
よく似合っていました。
おめでとう！
「乾杯！」
２０１５．１０．４． 里山 歩樹
