ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】-柿

今日は、朝から雨。

 

台風の影響です。今は、小雨ですが、大雨警報が出ています。

これから猛烈な雨になりそうです。わが家は高台にあるので洪

水の心配はありませんが、土砂災害が心配です。今週は天気が

悪い日が続き増す。昼でも暗くて気が滅入ります。このところ

気温は低くなってきました.夏服でいると寒く感じる時もあり

ます。家にいても汗をかく事が少なくなりました。

 

今日は祝日「敬老の日」です。従ってリハビリも休みです。私

は家の中で自主トレをしながら過ごしました。家の中を歩いて、

窓を開けて外の景色を眺めると、どんよりとした黒い雲が空を

覆っています。雨も降っていましたが、小雨です。庭の植木や

草花が雨で濡れています。今日は風はあまりありません。湿度

が高くて蒸し暑く感じます。

 

アサガオは今でも赤い花を咲かせています。家内は今日も、雨

が止んでいる間に亀吉を散歩させていました。亀吉も時々は庭

で外の空気を感じながら散歩しないとストレスが溜まります。

人間も同じです。家内は今日も洗濯物を風呂場で乾燥機をつけ

て乾かしています。天気の悪い日は洗濯物が乾かないので大変

です。

 

今日は敬老の日です。先日、新聞を読んでビックリしました。

新聞の記事によると、全国で100歳以上の人が6万人以上も

おられると伝えていました。凄い数ですね。今では100歳を

越える人も珍しくなくなりました。長寿社会になってと実感し

ますね。

 

100歳を越える人の8割は女性です。やはり女性は強いです

ね。お歳寄りが長い老後の時間を楽しく暮らす事が出来る社会

を作る事が大切ですね。今日は敬老の日で折角の休日なのに天

気が悪くて残念です。仕方がないので家の中で新聞と雑誌を読

んで時間を過ごしています。

 

新聞を読むと、また。アメリカのニューヨークでテロが発生し

ました。神戸では南京町で恒例の中秋節が開催されて大勢の人

で賑わったようです。中国の勇壮な龍の踊りや獅子舞が披露さ

れます。私も仕事で毎年参加していました。

 

神戸の秋の恒例のイベントです。中秋節になると秋になったと

実感したものです。私は龍の舞も勿論ですが屋台で美味しい食

べ物を食べるのが楽しみでした。豚まん、ラーメン、ちまき

等々、食べながら南京町の中を歩きました。

 

秋は味覚の秋です。秋の味覚と言えばいろいろありますが、何

故か、私は柿を思い浮かべます。柿は私が大好きな果物です。

私が子供の時は川西の平野の家の裏にあった畑に柿の木が沢山

ありました。畑は結構広かった記憶があります。その広い畑の

周りに大きな柿の木が何本もありました。一番多いのは富有柿

でした。久保柿も何本かありました。

 

富有柿は枝が横に広がっています。久保柿の木は太く高く伸び

ます。あまりに背が高いので柿の実を採るのが大変でした。豊

作の時は柿の実が鈴なりになります。手が届かないところは竹

の竿に挟んで採りました。富有柿の木は沢山あるので秋になっ

て収穫する時は大変でした。

 

おおきなミカン箱を何箱も準備しました。多い事は7、8箱も

準備しました。それでも入りきれないときもありました。採っ

た富有柿は家の中に保存しておいて冬の間をかけて食べました。

私は勿論ですが母も柿が大好きでした。母は特に熟した柿が好

きでした。熟すのを待ってよく食べていました。

 

私は秋になると毎日柿を食べていました。私は久保柿も好きで

した。久保柿は甘みが強くて歯ごたえがあります。久保柿の木

は屋根を越える程に高くなりました。幹は太くて30センチを

超えていました。空高くに実がなるので鈴なりになっても採る

事は出来ませんでした。

 

畑の柿の木の中には渋柿もありました。大きな実がなりました

が、そのままでは渋くて食べられません。渋柿は皮を剥いて吊

るし柿にしました。吊るし柿にすると甘い干し柿が出来ました。

特に母は干し柿が大好きでした。

 

柿の実は、全部採らないで、必ず何個かの柿の実を残すように

しました。祖母に、カラスやヒヨ等の小鳥のエサに残しておく

ように言われていました。餌がなくなる冬になると熟した柿を

食べに小鳥がやってきました。私は秋になると毎日、柿を食べ

ていました。あまり何個も食べるので、母によく、注意されま

した。

 

私が子供の頃は田舎のどの家の庭には柿の木が植えてありまし

た。川西は柿の産地でした。畑や庭にはっ黄色い柿も実がたわ

わになっていました。柿がたわわになっている風景は秋の風物

詩でした。勝手に採っても誰も何も言いませんでした。おおら

かなのどかな時代でした。柿は秋の味覚の代表でした。

 

これからは柿の季節になります。

故郷の柿を食べるのが楽しみです。

 

「柿食えば 故郷の秋 思いだす 歩樹」

 

2016.9.19. 里山 歩樹