コロナ感染で小学校などの学校が休校になっています。
もう２カ月近く学校に行けなくなっているため、子供の教育や健康への影響が心配されています。
休校の影響が心配です。子供達は狭い家で一日中過ごすと、ストレスがたまって大変だと思います。
普通のときなら、家から外に出かけて行って散歩したり、どこかに遊びに行くこともできますが、今年はコロナ感染のため外出が自粛されているため、ストレスを発散する場がなくて大変です。
特に、都会では狭いマンションに押し込められている子供の精神的ストレスは、大変なものがあると思います。
そこで、今、最大の話題はいつから学校を始めるかです。昨日緊急事態宣言が解除されましたが、学校の再開はいつになるかまだ明らかではありません。
経済活動の再開も大切ですが、私はそれよりも、まず学校の再開が重要だと思います。オンライン教育も考えられますが、やはり学校に出かけて行って、子供達が一緒になって勉強することが一番です。
何とか工夫して、学校を一日も早く再開してもらいたいですね。何とか工夫すればコロナ感染を防ぎながら学校再開をできるのではないかと思います。
その中で、今、学校の入学を９月にすることが検討されているようです。新聞の記事では全国の知事なども９月入学に賛成とのことです。その理由の第一はグローバルスタンダード。
世界では９月入学が一般的なので、日本もこの際、世界標準の９月にすべきとの考えのようです。９月入学は以前、大学において東京大学などが検討したが、いろいろ問題が多くてあきらめた経緯があります。
海外の大学では９月入学が一般的なので、大学のような国際的活動が必要なところは９月入学にするほうがよいかもしれません。
海外との留学などの交流もしやすくなりますからね。私は大学入学についてはかねてから、９月にしたほうがよいと考えていました。
４月入学ですと、インフルエンザが流行する２月ー３月が入学試験の時期と重なります。９月入学にすればこの恐れもなくなります。私も大学は９月入学にしてもよいと考えています。
しかし、幼稚園、小学校、中学校、高校などは従来通り４月入学を維持してほしいと思っています。なぜかというと、春の入学式などは日本の伝統文化だと思うからです。
日本は古くから、３月に卒業して、４月に入学するやり方が、伝統的行事として定着してきました。春の卒業や入学は、日本独特の伝統文化です。卒業式、入学式は日本の春の風物詩として尊重されてきました。
日本には春の卒業、入学が当たり前のように、ひとつの伝統行事として、日本文化の中に定着してきました。春の卒業、入学などの行事は日本人の遺伝子になっています。
私はこの日本固有の伝統文化である４月入学をこの時期にやめてしまうのはもったいないと思います。
日本は、なんでも国際標準に合わせたがりますね。もっと、日本独特の文化は、尊重すべきだと思います。
国際標準と合わせるものと、日本の伝統を守って行くものを両立していく工夫をすべきだと考えます。
小学校の春の卒業式、入学式はぜひ、これからも、日本の伝統的文化行事として守っていきたいと思います。私は今でも、小さいときの入学式や卒業式のことをなつかしく思い出されます。
今でも、思い出すのは、卒業式と入学式は桜が咲き誇る時季に行われたことです。春の桜の季節に卒業式や入学式を開催するのは、日本の古くからの伝統文化だと考えます。
大学は９月入学にすることがあってよいと考えますが、小学校などの卒業式、入学式はぜひ今後も残していってほしいと思います。
私の個人的な思いでしょうか。
皆様は９月入学についてどのように考えておられますか。
２０２０．５．１５．（金曜日） 午前１１時４０分
里山 歩樹 （藪野 正昭）
