ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【兵庫通信】-ふるさとの羊羹

今日は曇り、時々、雨です。

 

昨夜から雨が降りだしました。寝ていても部屋の中まで雨が降

る「ザーザー」という音が聞こえてきました。昨夜は、気温は

あまり下がりませんでした。毛布と羽毛の布団を被って寝てい

ると少し汗が滲んできました。

 

部屋の中の温度計を見ると夜なのに18度もありました。この

時期に18度は異常です。雨の日は気温が高くなりがちです。

寒いのが苦手な私にとっては有難いですね。

 

今日は、新聞は朝刊が休みの日です。休刊の時は時間を過ごす

のに困ります。夕刊が待ち遠しいですね。仕方がないので、昨

日の新聞を読み直しました。記事の内容は昨日と同じです。当

たり前ですね。古い新聞はガスの抜けたビールのようです。

 

昨日から相撲が始まりました。注目の豪栄道関は初日快勝です。

いいスタートをきりました。今、ラジオ聞いていると、豪栄道

関は今日も勝ちました。これからもこの調子で突っ張って欲し

いですね。優勝して是非、横綱に昇格してもらいたいと思いま

す。日本人の横綱の誕生が待たれます。

 

昨日の新聞にさんだ農業まつりの記事が出ていました。イベン

トの一つで三田牛の競りが行われて、最も優れた三田牛の価格

が350万円でした。先日の鳥取のマツバカニの初セリの価格

が一匹130万円に比べると安く感じますね。

 

今日の14日は、スーパ―ムーンが見られる日だと伝えていま

す。新聞によると68年ぶりの大きさの月が見られるようです

が、あいにくの曇り空です。月は期待できそうにありません。

 

一昨日、従兄弟が我が家に来てくれて、私の好物の「丁稚羊羹

を持ってきてくれました。「丁稚羊羹」は川西・能勢の名物で

す。冬の間だけ販売される期間限定の羊羹です。私は子供の時

から丁稚羊羹が大好きでした。冬になると、母が自宅で「丁稚

羊羹」作ってくれました。私は丁稚羊羹を食べると今年も冬が

来たと思います。

 

丁稚羊羹は、小豆を茹でて出来る汁を固めて作る素朴な羊羹で

す。能勢の寒い地域で作られる有名な寒天が使われています。

小豆汁を能勢の寒天で固めたものが「丁稚羊羹」です。丁稚羊

羹は一切添加物を使っていませんので、冬しか売っていません。

 

売っている場所も限られていますので、一般にはあまり知られ

ていません。川西や能勢の地元の店で販売されています。数量

が限定されているので、スーパーマーケットでは販売されてい

ません。丁稚羊羹は冷蔵庫で冷やして食べるとよりおいしくな

ります。

 

私は甘い羊羹が好きですが、祖中では丁稚羊羹が一番好きです。

丁稚羊羹は小豆で作りますので健康にも良いと言われています。

私は丁稚羊羹の上品な味が好きです。上品な味なのでいくらで

も食べる事が出来ます。あまり美味しいので、一度に何本も食

べるのが、子供の頃の習慣でした。

 

子供の頃は今のように美味しい食べ物がありませんでしたので、

丁稚羊羹は貴重なおやつでした。私は母が作る丁稚羊羹が大好

きでした。母が作った丁稚羊羹を母に頼まれて親戚の家に届け

に行ったことを思いだします。

 

従兄弟は冬になると、時々、我が家に丁稚羊羹を届けてくれま

す。いつも沢山届けてくれるので、家族で食後にデザートに頂

いています。当分は食後が楽しみです。従兄弟は丁稚羊羹と共

に「あんぽ柿」と干し芋も持ってきてくれました。どちらも私

の好きなものです。

 

どちらも、昔からある故郷の食べ物です。子供の時に毎日のよ

うに食べていた事を思い出します。あの素朴な味が懐かしく思

い出されます。昔の食べ物は素朴ですが美味しかったように思

いますね。何よりも安心して食べる事が出来ました。

 

一昨日、忙しい中にも関わらず、態々届けてくれた従兄弟に感

謝ですね。いつもありがとうございます。家族で頂きます。毎

日の食後のデザートに頂きます。本当にありがとうございまし

た。

 

 

「故郷の 羊羹を食べ 母思う 歩樹」

 

皆さんも能勢の名物「丁稚羊羹」を食べて見ませんか。

やみつきになりますよ。

 

川西・能勢の冬の味覚です。

 

2016.11,14. 里山 歩樹