ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「さつきの花の思い出」

政府は昨日突然に、全国に「緊急事態宣言」を発令しました。

つい先般、東京、大阪などの7都府県に限って「緊急事態宣言」を発令したばかりなのに、今度は一転、全国に発令しました。

 

7都府県に絞って発令したときは、東京都知事大阪府知事から要請されて、やっと宣言した経緯があります。そのときも、しばらく様子を見るべき時とすべきと言っていたのに、今回はいきなり全国に発令しました。

 

この対策をめぐる国の迷走ぶりにはあきれるばかりです。この国のトップの統治能力が問われています。

 

何度もこのブログで提唱しましたが、今の日本の国には危機管理が遅すぎます。このままでは日本はコロナに翻弄されて、国が滅びます。今は、日本の国の底力が確かめられています。

 

何よりも必要なのは、日本のものづくりの総力を動員して、マスク、ガウン、防護服、人工呼吸器、消毒薬やたくさんの医療物資を生産することです。

 

そして、医療崩壊をさせないように万全の対策を講じて、国民に安心感を与えることです。

 

マスク2枚と現金を配ることが国の仕事ではありません。必要な医療物資を増産することに、全力で取り組むことこそが最も重要なことです。

 

コロナのことを考えると不安ばかりがつのりますので、話題を変えます。早いものでもうすぐ5月になります。この時期に思い出すのは、我が家の近くの広場などで咲いていたさつきの赤い花のことです。

 

私は、5月に咲くさつきの花が好きでした。我が家の石垣と庭の中には多くのさつきの植木が植えてあります。さつきは亡き母が好きな花でした。今の自宅をつくるときに、石垣と庭の中に、たくさんのさつきの植木を植えていました。

 

石垣の間にさつきを植えると、5月になると赤い花が石垣一面に咲きました。さつきは生命力の強い植木で、石垣のわずかな間にも、根を張って成長します。

 

私の子供の頃は、どこの家の石垣にもさつきが植えられていました。どこに行っても、石垣にはさつきが植えられていて、5月にはいたるところにさつきの赤い花を見ることができました。

 

さつきには、赤い花と白い花がありますが、私は赤いさつきの花が好きでした。さつきの花をとって、口に含むと、甘いみつの味がしました。私は子供の頃は、石垣のさつきの花をとって、みつを吸って遊んだ思い出があります。

 

私の子供の頃は、近所の家に行くと、広い庭にはどこもさつきの植木が植えてあります。さつきは、きれいな形に剪定されていました。赤や白の花がさつきの枝一杯に咲いていました。

 

さつきの花のみつを求めて、ちょうちょうがたくさん飛んでいました。

 

我が家の庭の中にも、母が植えたさつきがあります。毎年、春になると赤い花が咲きます。

 

さつきは毎年大きくなりますので、ときどきは剪定する必要があります。特に石垣のさつきは放っておくと枝が伸びてきて、歩くのに邪魔になります。

 

そのため、毎年、花が散ってきたあとは、必ず、大きな植木ばさみで剪定する必要がありました。さつきの枝と葉を剪定するのは私のいつもの仕事でした。

 

 

さつきの剪髪は、毎年、暑い夏にすることが多かったと思います。暑い夏に、汗をいっぱいかきながら、石垣のさつきの剪定をしたことがなつかしく思い出されます。

 

枝や葉が大きく成長して大きなかたまりになったさつきを思い切って剪定して枝だけのさつきにしました。剪定すると、刈り取った葉が相当な量になって、それを掃除するのが大変だった記憶があります。

 

 

庭のさつきの木もきれいに剪定してやりました。

私はこの時期になると以前さつきの剪定をしたことがなつかしく思い出されます。

 

大きなちょうが、さつきの花に止まってみつを吸っている光景が思い出されます。

 

 

2020.4.18.(土曜日)午後12時30分

里山 歩樹 (藪野 正昭)