今日は青空が見えますが、雲もあって、すっきりしない天気です。
黒い雨雲が空を覆っています。また、台風が来ているためですね。
明日からは連休が始まります。天気が気になります。仙台にいる長
男が久しぶりに家に帰ってきます。息子は魚釣りが趣味で、連休中
は神戸の垂水や須磨の方に海釣りに行くのを楽しみにしています。
家内も長男と一緒に海釣りに行けるのを楽しみにしています。
快晴の青い空の下で爽やかな潮風に吹かれながら魚釣りをするのは
楽しいでしょうね。久しぶりに親子で行く神戸の海での魚釣りが秋
晴れのよい天気に恵まれる事を祈ります。そして、大きな魚が釣れ
ることを期待します。そして、家で釣れた魚を料理して食べたいも
のです。
折角の連休が雨で台無しにならないように祈りましょう。もう、雨
は要りません。うんざりです。9月になってからの長雨や台風の被
害で野菜が高騰していると家のものが嘆いていました。これからは
爽やかな秋の快晴の日が長く続く事を期待したいですね。
ところで、先日、神戸新聞を読んでいると、兵庫県の丹波で今年初
めて秋の味覚・松茸が採れたと記事に出ていました、例年より早い
ようです。その値段を聞いてびっくりです。何と、一キロ７６万円
です。驚き桃の木山椒の木です。一体どんな人が買ったんでしょう
かね。
今年初めてのお祝儀相場にしてもびっくりですね。一切れだけでも
数万円になります。正に秋の味覚の王様ですね。丹波は昔から松茸
の産地として有名でした。丹波の松茸は香りがよくて、高級料理店
などに買われていました。秋になると松茸狩りも行われていました。
私のふるさと川西、能勢でも以前は松茸がよく採れました。子供の
頃は松茸山に松茸をよく採りに行きました。家から少し離れた山に
家の赤松の山がありました。その松林で昔は松茸がよく採れました。
松茸が採れる山は里山でもかなり奥まで行かなければなりません。
細い急な山道を登って行きました。
松林に入れば道なんてありません。雑草や倒木をかき分けながら松
茸が生える場所を目指して必死に登って行きました。松茸はアカマ
ツの山に生えます。山は広くて落ち葉が重なっているので松茸を探
すのは大変です。慣れない人が行ってもどこを探してよいのか分か
りません。昔、親戚の人と松茸を探しに行ったと人は松の木の上の
方は見て探していました。
その人は初めて松茸狩りに来たので、松茸は松の木になるものと思っ
ていたようです。皆で大笑いをしました。松茸は生えるところがほ
ぼ決まっています。地元の人は松茸が生えるところを覚えておいて
自分だけの秘密の場所にしています。松茸の季節は他人の山に入る
事は出来ません。私も家の山については毎年どこに行けば松茸が生
えているかわかっていました。
松茸は一本見つかると周囲に円を囲むように生えている事が多いの
が特徴です。枯れ葉の中に隠れているので慎重に探しました。松茸
があると香りで分かりました。落ち葉が盛り上がっているところを
慎重に落ち葉を取ると、松茸が出てきました。
周囲もよく探しました。目を凝らして探すと直ぐ傍にも松茸があり
ました。もう少しで足で踏みつけるところでした。松茸は柔らかい
ので傷をつけないように慎重に、慎重に採りました。その時の感触
は今も忘れることが出来ません。思わず「やった！」と叫びそうに
なりました。
わが家の松茸山は奥深い険しい山です。一度、子どもがまだ小さい
頃に松茸を探しに家族で出かけた事があります。初めは急な獣道を
子供が登るのは無理だとも思っていましたが、子供たちは草木の中
をかき分けながら元気よく登っていくのをみて驚きました。大人の
私の方は遅れて登りました。その時は残念ながら松茸は見つかりま
せんでしたが山の頂上の大きな岩に座って食べたおにぎりの味は最
高でした。
私の子供の頃は、松茸は沢山採れました。駕籠が一杯になるほど取
れました。山から持ち帰った松茸は炭火で焼いて食べたり、松茸ご
飯にしたり、すき焼きに入れたり、土瓶蒸しにしたりして食べまし
た。
わが家では家中に松茸の香がしました。いい香りです。松茸は香り
が良いですね。私は松茸を炭火で少し焼いて食べるのが特に好きで
した。今もあの美味しい味を思い出します。今思えば贅沢な食べ方
をしていました。秋の松茸の懐かしい思い出です。
また、いつか、家族で松茸山に登りたいですね。
松茸をもう一度、山の中で探してみたいものです。
２０１５．９．１８． 里山 歩樹
