ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「縁側のある家」

今日は、朝から寒い。

リハビリに行くために外に出ると、冷たい風が吹いていて、思わず震えた。リハビリに行く道中に、車窓から外をながめていると、紅葉が深まり、木々の色が一段とあざやかになっている。寒い日だが、太陽の光が当ると、ポッカポカとあたたかく感じる。

 

私は、天気がよい日には、子供の頃に、我が家の縁側に座って日なたぼっこをしたことを思い出しました。

 

私の子供の頃は、田舎ではどの家にも太陽が当る南側に、広い縁側がありました。縁側は板の間で、ガラス戸を閉めると太陽の日が入ってきて、ポッカポッカとあたたかでした。縁側での日だまりで、私はいつも座りながら、本を読んだりして過ごしました。縁側でのひなたぼっこは、秋から冬の間は気持ちいい時期です。楽しい時間でした。

 

私の子供の頃は、家は必ず、南に向かって建てられて、広い縁側をつくるのが普通でした。家の人は日当たりの良い縁側で、編み物をしたり、いろいろな家事をしていました。縁側にいると、自然と家族が集まってきて、楽しいだんらんの場になりました。

 

 

いつ頃からか、家を建てても縁側をつくる家がなくなりました。今の我が家にも、ぬれ縁があるだけです。昔はよく、縁側のひだまりに座ってうとうとと昼寝をしました。

 

田舎の家の縁側の前には、広い庭がありました。広い庭には植木とともに、庭のすみに季節折々の花が育てられていました。庭の植木を観ていると、小鳥がさえずっている姿がよく見えました。私は、縁側から外の景色をながめて、季節の移ろいを感じました。

 

田舎の家の広い庭では、よく、にわとりが放し飼いされていました。にわとりがえさを食べる様子を私はよくながめていました。にわとりのえさを求めて、すずめがたくさん集まってきて、えさをつついていました。私はそのような景色を見ていると、なぜか心が和みました。いつまでも時間を忘れてながめていました。

 

子供の頃は、時間がゆったりと流れていたように思います。子供の頃の縁側でのなつかしい思い出です。

また、昔のように、縁側でひなたぼっこを楽しみたいですね。

 

皆さん、縁側でのひなたぼっこをした記憶がありますか? 

 

 

2019.11.26(火曜日)午後3時 里山 歩樹